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トップ > コラム記事一覧 > 正しい座り方 > 腰痛にならないために普段から避けた方がいい座り方 Part.6 仙骨座り

腰痛にならないために普段から避けた方がいい座り方 Part.6 仙骨座り

 繰り返すぎっくり腰、長引く腰痛など腰の痛みでお悩みの方がたくさんいらっしゃいます。腰痛の原因はたくさん存在しますが、座り方が悪いことによって腰に負担のかかることがあります。

 座るという行為だけを考えても立っている時よりは1.5倍の負荷をかけているものであり、さらに腰に負担のかかる座り方をすれば加速度的に腰痛を生み出してしまいます。そのような負担のかかる座り方の一つに「骨盤の後傾する座り方」があります。

 骨盤の後傾する座り方というのは、イスの背もたれに寄りかかり、脚を投げ出すように座ることを指します。

 身体の部分では本来「坐骨」という骨盤の下にある固い部分を座面に当たるように座るのですが、この座り方ではどちらかというと仙骨と呼ばれる骨盤の後ろにある部分で座るようになるので中には「仙骨座り」と表現されることもあるみたいです。

 この座り方はよく男性に見られ、特に電車などでこのような座り方をされる方をみかけます。

 最初は皆さん普通に座っているのでしょうが、段々とお尻がイスの前の方に滑るようにずれていき、背中と首がイスの背もたれの上部に当たって、脚が前に投げ出すような感じになります。

 そうなると、電車では通路に足が出てくるようになり、他の人が通路を通る時に邪魔になり、ある意味態度が大きい?座り方になってしまいます。

 背もたれに寄り掛かって座っているので、身体や腰にとっては楽だと感じている方もいらっしゃいますが、実は非常に腰には負担をかけてしまっています。それはやはりこの座り方における腰の形状にあります。

 この形は背もたれによりかかり、お尻を滑らすように座ることで、骨盤が後ろに傾いてしまうのです。

 骨盤が後ろに傾いてしまえば、その上にある腰椎も前彎という本来ある前にカーブした形を作ることができず、後ろにカーブしてしまいます。腰椎の前彎が消失してしまえば中にある椎間板も押し潰された形になるので、腰に負担をかえてしまいます。

 腰にとって、椎間板はとても大事です。そして、この椎間板を押し潰す行動は「椎間板ヘルニア」を生み出す行為なのです。

 もちろん、この座り方をしたからすぐに椎間板ヘルニアになるとは申し上げませんが、しかし、少しずつでも椎間板に負担のかかる行為を行えば、椎間板の持っている支持性が失われてもろくなってしまいます。

 そして、この形は当然椎間板の他にも周囲の組織にも負担をかけています。背部の筋肉は引き伸ばされ、前側にある筋肉は縮みこんでしまいますし、背骨を支える周囲の靭帯にも負荷をかけています。

 座り方が悪いことは、それだけでいきなり腰が痛くなることはありませんが、小さい行為でも段々と続けてしまうことで、ある日突然腰に痛みを感じるようになってしまいます。腰痛にならないためにも普段から少しずつ腰に負担のかかる座り方を避けてもらうのも大切な事であります。

 江東区亀戸にある藤かめいど整体院では腰痛にならないための座り方をお伝えしております。きになることがあればぜひご相談ください。

腰痛にならないために普段から避けた方がいい座り方〈7〉

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