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首肩の構造と機能【2】~首の痛みや肩こりの改善の為に~

首の痛みや肩こりでお悩みの方がたくさんいらっしゃいます。これらのお悩みをしっかり改善していくために、首や肩の機能や構造を知ることも大事な要素です。首や肩の構造や機能のことを知らずに痛みだけを相手にしているのはただいたずらに長い時間勉強をして、ポイントや理解を深めない勉強と一緒かもしれません。そこで、今回首や肩の構造や機能で知っておいてほしいことが「頭の重心」になります。

首の痛みや肩こりの原因の一つに首や肩周囲の筋肉の疲労があります。そして、その筋肉を疲労させるのは首や肩の上に乗っかっている頭の重みを上手く支えられていないなのです。これをバランスよく支えることができれば最小限の力で済むので問題が少なくなるものですが、多くの方が必要以上に首や肩の筋肉を疲労させ、首の痛みや肩こりを生み出してしまっているのです。

では頭の重さ、特に大事なのが重心はどこにあるのでしょうか。重心とは対象物を一点で支えられるところにあります。いわゆる、下敷きなどを人差し指で持つ時にある一点で支えると下敷きが偏ったりすることなく、バランスよく持つことができる位置になります。

頭の重さは以前にも書きましたが体重の10%近くであり、だいたい多くの方が5キロ~8キロ位あると言われています。その重さの頭の重心とはこめかみのやや下、そして前方になります。頬の骨を横から触った位の位置になります。つまり頭の重心は頭部全体から言えば前側にあるのです。

なかなか実感が無いかもしれませんが、しかし一番分かり易いのが、電車で寝ている時でしょう。ついつい、ウトウトと電車の揺れが心地よい感じとなり、寝ている時をイメージすれば、ほとんどの方が頭を垂れるように寝てしまいます。寝ている時は首肩の筋肉を使いませんから、頭の重心が前側にあることでそのままガクンと頭を下げてしまうのです。

これはぜひ覚えて頂きたいことです。前側に重心があることで、適切に支えられなければ段々と頭が前に行きがちになります。ましてや、生活において、ほとんどの物事は身体の前で起こります。そうなれば、さらに頭はそれに呼応するように前に行こうとします。最近ではパソコンやスマートフォンを使用されている時は多くの方の頭は前側に移動している状態で過ごしてしまいます。

ただでさえ、頭の重心が前側にあるのに、さらに前側にのめりこむような位置に頭を持っていくことは、頭を支える首肩の筋肉に過大な負荷をかけてしまうものです。

頭はとても重たく、頭の重心はこめかみのやや下、前側にあることをぜひ覚えておいてください。

首肩の機能と構造【】~首の痛みや肩こりの改善の為に~
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