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腰痛の簡単なタイプ分け【2】

腰痛の簡単なタイプ分け【】より

次に多いのが「反って痛くなる腰痛」です。このタイプは「立っていると腰が痛くなる」「長く歩くと腰が辛くなる」「反ると腰が痛くなる」など訴えることが多いです。どちらかと言えば男性やまた年配の方に多く見られる傾向です。

症状的なものです「腰椎分離症」や「すべり症」「脊柱管狭窄症」「椎間関節炎」などの方に多く見られます。多くが反る動きによって、脊柱内の神経や脊髄が圧迫され、腰の痛みや足のしびれなどを訴えます。

基本的には構造的な問題が多いことでもあり、まずは「反る動きをしないこと」になります。腰を反ることで神経の圧迫が起こりますからなるべく反る動きをしないようにすることです。身体の動きとして、反る行動自体は普段の生活では少ないでしょうから、気を付けやすいものですが、実は立っている事や歩くこともどちらかと言えば腰を少し反る動きに近いものになります。

そこであまり長く立ったり歩いたりするのは避けるようにしてもらったりします。長い時間歩いたり、立ち続けることを避け、疲れたら休んだり、イスに座ることで腰への負担を避けるようにします。

そして、大事なのは腰や脚の筋肉のハリをしっかり取っていくことです。立ったり歩いたりしていくことで腰への負担が強くなるのは下半身の筋肉の疲労も繋がっているからです。腰を支えている腰自体もそうですがお尻や脚などの大きな筋肉は腰を守るために常に緊張を強いられていますがこのタイプの腰痛は構造的に腰を支えることが不安定になっているので、周囲の筋肉はいつもよりもさらにハリ感が強い状態になっています。

だからこそ、腰や脚のハリ感をしっかり緩めたりすることは大事になります。ご自身ではストレッチなども多く行ってもらうことがあります。その腰痛が神経的な痛みなのか筋肉の疲労なのかは、腰にとってはどちらも変わらず腰の痛みとして認識します。そこで、しっかり下半身の筋肉のハリ感を取り除いておくだけでも腰の痛みの緩和にも繋がります。

最後は「その他の腰痛」です。これは屈んでも反っても痛みに変化はないものです。色々考えられるのは内臓的な問題(多いのは腎臓の問題)、または精神的な問題です。人間はストレスを抱えて悩んでいるだけでも腰痛を作り出してしまいます。動作や時間などの変化による腰痛の差が無い場合は、まず医療機関で専門的な検査を受けてもらうことも考えてもらいます。内臓や精神的な問題であるならば、まずそちらの治療を優先してもらうことが大事になります。

単純ですが同じ腰の痛みを訴えたとしても違ってくるものです。「屈むと痛くなる」腰痛の方に対して、「反ると痛くなる腰痛」の対処方法やその他の腰痛に対する方法を行っても効果が出ないことがあります。よくテレビやマスコミでは「腰痛にはこの体操」などありますが、腰痛をひとくくりにすると時に問題になります。ある人には有効な対策でも、別の人とっては問題になってしまうことも少なくありません。

ぜひご自身の腰痛のタイプを理解してしっかりと改善していきましょう。

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