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トップ > コラム記事一覧 > ぎっくり腰 > 年末年始 ぎっくり腰のよくある話。しゃがむ。

年末年始 ぎっくり腰のよくある話。しゃがむ。

 毎年会社が終わり、冬休みになると日本人は「大掃除」を行います。お寺のすす払いに由来し、某化学メーカーが販促に取り組み、すっかり日本の年末の風物詩として行うようになりました。ぎっくり腰は年末年始が近づくと毎年のようになってしまう人がいらっしゃいます。一番イメージしやすいのが「大掃除によるぎっくり腰」でしょうか。

 大掃除で注意しなければいけないのは前回にも書きました「重いものをもつとき」「中腰」とありますが、まだある危険な時が「しゃがんでの作業」と「床で作業をするとき」です。しゃがんでの作業や床での作業は案外見落としがちな動作ですが、これらを行う時に小さいながらも腰に負担をかけ続けています。しゃがんだり床で作業をしている動作の途中から動けなくなったり、立ち上がった時に痛くなってしまうことは多い話です。大掃除でしゃがんだり床で作業を行う作業ことは要注意です。

 しゃがんで行う作業や床で行う作業の何が腰に悪いのでしょうか。しゃがんで作業を行っているときには重いものを持つ時や中腰の時のような腰に対する直接的な負担がかかっているようには見えづらいものですがしかし、しゃがむという行動は小さいながらも腰が痛くなる動作に充分なりえるのです。

 それは腰の本来の構造である「腰椎の前彎(腰にある椎間板や筋肉、そして関節などがうまく機能を発揮することで腰の力を最大限に発揮できるもの)」ですが、このしゃがむ時と床で作業している時はどうしてもこの腰椎の前彎が上手く作れないので、わかりづらいものですが地味ながらも腰は少しずつダメージを受けています。

 しゃがみこんで行う大掃除は多いものです。お風呂や庭の掃除、玄関や新聞紙を縛る時もついしゃがみこんで行います。中腰の時には「腰に気を付けてね」や「中腰は危ないよ」という感覚でいるでしょうが「しゃがんだら腰に悪いよ」とはあまり聞かないものです。それだけ認知が少ないのかもしれません。

 床での作業も一緒です。日本人は床に物を置いて作業をしてしまいがちです。広く色々なものを置けるでしょうし、大人数での作業もできますから、普通に行ってしまっているのではないでしょうか。しかしこの床で作業を行う時にも腰の本来の構造である腰椎の前彎が上手く作れていません。だからこそ、これも非常に危険な時があります。

 年末年始はちょっとしたことでも腰への負担になりやすいものです。ぜひ気を付けてほしいものです。

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