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トップ > コラム記事一覧 > 季節と身体の関係。 > 春にかけて起こる体調の変化の問題。

春にかけて起こる体調の変化の問題。

 「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉があるように、寒さも大分和らいできました。これからは少しずつ暖かい日が増えてきて、春を感じる日が増えてくることものです。しかし、暖かくなってきているとはいえ、また突然寒い日がやってくるので、気温の上下動が激しくなります。暖かい日と寒い日を繰り返し、少しずつ暖かい日が増えてくることで本当の春になるのでしょう。

 そして、身体の事で言えば、やはりこの気温の上下動が問題を起こしてしまいます。外の気温が20度近くに上がったり、10度近くに下がったりするのですが、そんな中でも体内の温度は常に36度前後に保たれるようにコントロールされているのです。なかなかこのことを自分自身で意識することがないかもしれませんが、これは大変な事を身体は行っているのです。

 例えば、暖かい飲み物を一定の温度で維持したいとします。この飲み物に熱を加えず放っておいては段々と熱が外に逃げ出し、冷めてしまうので飲み頃を保てません。ある程度の熱量を与え続けていかないと一定の温度が保てるものではありません。またその飲み物も寒い外で温めることと、暖かい部屋で行うのでは与える熱量も使うエネルギーも違ってきます。

 一日一日違う温度になり、また朝と昼と夜でもかなり差があるのがこの時期です。この気温の変化の中でも体温を一定に保つためにはそれ相当の熱量を必要としなければなりません。ましてや、それを自分で気づかないうちに身体がコントロールをしているのです。実際に行われているのが当たり前のようになっているのですが、身体はとても大変な事をしているのです。

 そのことを考えると、この時期に身体の変調を訴える人が増えるのも納得できると思います。身体の体温を日々保つために、またこの上下動が激しい気温から身体を守るために、無理を重ねることで、知らず知らずエネルギーを使ってしまえば、身体がダルい、重い、疲れやすいまたは肩こりや腰痛などを感じやすくなるのも当然です。

 この体調の変化は自律神経という身体の中にある体温を調整する機能の働きが悪くなることで起こるのですが、この自律神経の調整を緩やかにしてあげるのが一番の対策になります。自律神経は基本的に身体の為に無意識に適切なコントロールをしているのでが、時に行き過ぎることで身体の色々な所に問題を生じさせます。そこで、自分自身でもしっかり自律神経をコントロールすることで、この時期の問題を少なくさせることができます。

 一番簡単にできることは「身体を温めておく」ことです(言い換えれば「身体を冷やさない」ということですが)暖かくなってくると、ついつい薄着や春物などを着てしまい、結果として身体を冷やしてしまいます。寝る時もそうですが、熱く感じて布団を一枚外して寝ていると朝に起きたときに寒くなってダルなってしまいます。

 確かに、暖かくなってくると着るものが少なくなったりするのはいたしかたないかもしれませんが、それでもやはり一枚多目になる位で来てもらうとよいと思います。暖かくなるとはいえ、言ってしまえばGW位までは寒い時が出てきますので、もう少し暖かい格好や部屋にしてもらい、この時期をしっかり過ごしてほしいものです。

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