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トップ > コラム記事一覧 > 季節と身体の関係。 > 季節の変わり目と自律神経の変化。

季節の変わり目と自律神経の変化。

3月も真ん中を過ぎてくると、寒い時期が過ぎていき、太陽の出ている時間が伸びることで明るい時間が増え、段々と暖かい日が出てきて春を近くに感じるようになります。そうなると、陽気も暖かくなり、コートもいらなくなるような感じで「春も近いですね~」なんて会話が増えてきます。しかし、そう暖かくなってきたと思ったら、また今度は寒くなったりしてきて、気温の変動が激しくなるのが、この季節です。

まぁこれも少しずつ冬の陽気から春の陽気に変わっているので仕方がありません。「三寒四温」という言葉もありますが、この季節にピッタリ・・・と思っていたらどうやら、実際には使い方が違うようです。本当は冬の季節に起こる現象のようです。(私も使い方を間違えていました。)

しかし、この時期の気温は本当に冬と春を行ったり来たりします。昨日はコートが必要だったのに、今日は暑くてコートを着ていられないとか、一日一日感じる温度もバラバラであります。そんな不安定な季節だからこそ、身体にも異変は起こりやすいもので「季節の変わり目には体調を崩しやすい」とはよく言われているもので、まさに今の季節はその季節です。

何故、季節の変わり目は体調を崩しやすいのでしょうか。その答えの一つに身体の自律神経の支配が挙げられます。身体の全身の細胞は自律神経と呼ばれる神経に支配され、身体の様々な機能をコントロールされています。私たちが呼吸をしたり、汗をかいたりするのも、私たち自身が意識することなくいわば勝手に身体が行っているのですが、その勝手に行ってくれるのが自律神経であり、その自律神経がコントロールすることの一つに体温があります。

身体の温度は基本的に36度前後に保たれようとしています。それが外気温が10度以下であっても、20度近くになってもほぼ常に同じ温度でいるようになっており、身体は常に外気温を判断して、体温を36度前後にコントロールしています。これはとんでもないことなのです。部屋の室温で考えてみても大変かと思います。もし常に一定の室温にするには、リモコン握ってエアコンを、ピッピッと油断することなく逐一変えていかないとなかなか保てないでしょう。

それを身体はほとんど自分自身で気づかれることなくコントロールしているのです。これがもしも夏や冬のようにある程度毎日が同じ気温ならば、そんなに変えることなく過ごすことができます。しかし、昨日は寒い、今日は暑いとなれば身体の体温をコントロールするのに、とても労力が必要になり、自律神経は乱れやすくなります。

そうなれば、自律神経の乱れに身体もついていかず、体調も崩しやすくなります。この季節は一年の中でも特に体調の変化が起こりやすいので、しっかりと自律神経を整えていくことが大切になります。暖かくなるとつい、涼しい格好をしたくなりますが室温や洋服などを着て身体を温めておくことを心掛けましょう。ご自身の周囲の環境の温度を可能な限り一定に保つようにすることで体温が気温に左右されることを少なくすればそれだけ身体への負担も減っていきます。

しっかりと体温を整えて、この季節の変わり目を過ごしていきましょう。

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