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トップ > コラム記事一覧 > 肩こり > 肩凝りは触って硬いとは関係ありません。

肩凝りは触って硬いとは関係ありません。

 長年の肩凝りでお悩みの方が少なくありません。お客様の中にはよく「美容院でいつも『肩が硬いですね~』と言われるほど硬いんですよ~」とおっしゃる方がいらっしゃいますが、「触った硬さ」と「肩こり」にあまり因果関係はありません。美容院の方は営業的な目的(笑)としておっしゃる方が多いですし、ましてや肩こりの専門家ではありませんので、あまり気にされない方がいいものです。

 確かに「肩の筋肉が硬い=肩こり」の図式はわかりやすいかもしれませんが、「触って硬い」のに「私はあんまり肩こりを感じません」という方や「触って柔らかい」のに「私、肩こり酷いんです」という方はたくさんおります。肩こりは自覚症状なので、触って硬いか硬くないかはあまり意味をなさないのです。

 筋肉が硬いということは肩の筋肉が緊張短縮を起こしてしまっています。緊張短縮とは筋肉に力が入ってしまい、等尺性収縮アイソメトリック収縮が起き続けているだけなのです。

 筋肉には適度に刺激を与えると緩んでいく性質があるので、そこに刺激を与えて筋肉の緊張短縮を緩和させれば多少肩こりが改善したように感じます。それはお風呂や温泉に入ったり、マッサージを受けたりすれば多少でも緊張短縮は緩んでくるので筋肉内の血管は拡張し、血液が循環することで身体としては少し楽になった感じはしますが、肩こりの改善とは言えずその場しのぎで改善にも繋がりはしないのです。

 ただし肩こりの改善には昔からある「肩たたき」もおすすめはしません。あれは子供が母親に対する愛情表現だけを大切に扱ってほしいぐらいです。叩く行為自体は行ってほしくはなく、止めてほしいくらいです。叩くことで肩に刺激が加わるので多少の痛気持ちよさはあるかもしれませんが。叩く機械や道具なども健康器具として売っていますがおススメしません。

 肩こりに関しては肩の筋肉を触った硬さよりは、首の関節の可動域を重視してもらう方がよいです。肩こりの多くの原因は首の関節の機能低下にあります。ですから筋肉の緊張を緩めながらも首の関節の可動域を回復しないとなかなか肩こりの改善は難しいものです。筋肉だけを緩めても本当の意味での首の関節の可動域を回復させていかないと改善にはなりません。触って硬いから何とかしたいとお考えならば目の前の問題の対処も大事ですが、しっかりと原因から対処した方から改善していきましょう。

 首肩の問題でお悩みの方はぜひ色々ご相談ください。

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