新年が近づくこの時期、年末になると「ぎっくり腰」になる方が増えてきます。統計を取ったわけではありませんが、その中でも長年の施術経験の中でぎっくり腰になりやすい要因が大きく分けて3つあります。それは「大掃除」と「こたつ」と「座敷での会食」です。その中でもやはり多くの方がイメージしやすいのが年末の大掃除が一番多いかもしれません。
個人的には毎年お客様に「大掃除はやめて下さい」とお願いしてますし、ここにも毎年のように記載してますが、やはり毎年大掃除して腰が痛くなる方は日本全国で出ていると思います。
年末に大掃除は必要でしょうか?大掃除は昔からの風習、たぶんお寺のすすはらいからきたものを某メーカーのキャンペーンで全国的に拡散したと思われます。また新年をきれいな気持ちで迎えたいという思いも日本人には強くありマッチしたものと思われます。
大掃除自体は本来ならしなくてもよいはず(普段から掃除がきちんとできていればいいの)ですが、なかなか忙しい時間を過ごしている現代社会では掃除もキチンとできるのも難しいものです。それならば1年に1回年末に家族みんな休みの時にまとまって行うの考えはわかります。
大掃除自体を否定することはありません。大掃除はしなくてはいけないとも思いますので、どうしても普段は掃除できないところを掃除することはとても良いことと思っています。問題となるのはこの年末の時期に行う必要性があるかどうかです。
やはり年末はやめた方がいいです。それはストレスと寒さです。年末は師走と呼ばれている通り多くの方が忙しく過ごしています。そして当然それに倣って疲れも溜まっているものです。疲れはやはり身体に負担となっています。
そしてもう一つ年末の寒さです。気温も10度前後で寒いなかで大掃除をするということは換気しながら行いますが、寒いなかで作業するのは結構大変です。
ストレスと寒さが強いこの時期に大掃除という大変な作業はしなくてもよのではないでしょうか。
もし仮に行うならば年末ではなく「年度末」つまり3月31日はどうでしゃうか?もちろん年度末も案外忙しいですが、寒さが全然違います。花見をするころであれば、身体も動かしやすく掃除をして新しい気持ちで「新年度」を迎えるのはどうでしょうか。
もちろん一般的に言われる「大掃除で重い物を持って腰が痛くなる」可能性もあります。しかし案外重い物を持って痛くなる方は少ない気がします。むしろ大掃除をした次の日辺りから段々と腰が痛くなってきたという方の方が多いです。
特に今年はリモートワークや巣ごもり現象で大掃除をする人が増えていふみたいです。可能なら大掃除をやめてもらって、腰が痛くならないように年を越してもらいたいものです。