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トップ > コラム記事一覧 > 案内と方針 > 手技療法の平成を私的に振り返る。

手技療法の平成を私的に振り返る。

 今日で31年あった平成が終わります。私自身は平成15年からこの業界に入り、平成の半分以上をこの手技療法の業界で過ごしたことになります。今思えば長いようであっという間の気がします。全くの別業界からこの業界に転職してやっていけるか不安でしたが、多くの皆様の支えのおかげで今もこうして仕事ができているのは感謝しかございません。これからも多くの皆様に私がカイロプラクティックの施術を通して経験してきたことを有用な情報として伝えていき、もっと多くの方が長く健康で過ごせるように尽力してまいりたいと思います。

 私もこの業界には平成の半分過ぎたころに入りましたので、それ以前の話は学校の先生や一緒に働いた先輩方のお話を伺ったりすることで知りえたことが多いのですが、平成という時代を手技療法業界で私的にくくると「かなり広く認知されるようになった時代」と言えるのではないでしょうか。平成も始まったころは接骨院はまだまだ「ほねつぎ」とも呼ばれ、お店というよりは自宅を改装した所にあっったりして普通の人はまずそんなに利用することは少なかったと聞きます。「あん摩・はり、灸、マッサージ」の店も多くはなかったですし、整体も当時はほとんど街中に大きくあるものではないと聞いていて、ごくごく一部の人が行く位のお店と聞きます。

 それが大きく変わったのがやはり10分○○円のクイックマッサージと呼ばれるお店が都心ではやり始めた平成一桁の年と思います(正確には何年とは知りえないのですいません)それと同じくらいのころに接骨院が増え始めていき、またリラクゼーションに対するニーズも増え始め、アロマを使ったものやオイルマッサージなども出現してきて少しずつ手技療法のお店が街中に見られるようになりました。

 また一番の手技療法での流行語となってしまったのがいわゆる「骨盤」という言葉です。「骨盤の歪み」や「骨盤の傾き」「骨盤の開き」や「骨盤のズレ」などがテレビや雑誌、インターネットなどにあふれて至る所で使われるようになり、それにともなって「骨盤矯正」や「骨盤調整」、そして「骨盤を締める」など世間の多くの方が骨盤という言葉を気にして、それを整えようと整体やカイロプラクティックを利用するようになってきました。

 今なら肩こりや腰痛になれば普通の会話で「整体行けば?」という言葉が出ても全くおかしくありません。私もこの仕事を始めたころとお客様の整体への来院理由が変わってきたことを実感することが多いものです。それこそ平成の始まったころと、現在では雲泥の差で「手技療法の認知」が広がった時代と言っても過言ではありません。

 しかし認知が広がり業界が拡大すると、それはそれで違う問題も起こります。それがお店や施術者のレベルがバラバラになり、玉石混合の状態になるのでキチンとした施術者が行えばいいのですが、未熟なお店が増えてしまいまた安易に矯正を受けることで問題となってしまうことが起こります。

 平成という時代は手技療法の業界は広く認知される時代となりました。そして今度は大きく変わらなければならない時代でもあります。明日から令和という時代になりますが、私自身益々の手技療法の業界の発展に少しでも寄与できるように精進し、社会に恩返しを行って、皆様の健康に貢献していきたいと改めて思います。

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