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トップ > コラム記事一覧 > 身体の話。 > 悪いことに気づかない。

悪いことに気づかない。

 首や肩の悩み、膝や腰の痛みでお悩みの方が少なくありません。とくに「ご自身で思い当たる節がない」「病院で原因がわからないと言われた」「なかなか良くならないから放っておいてる」という時、多くの方はご自身に負担がかかってしまっていることを全く気づかないで、知らず知らずに痛みを生み出してしまっていることがあります。

 例えば「腰が痛くなるイス」や「腰が痛くなる座り方」というものがあります。それはただ普通に座るだけでも腰には立っている時よりも1.5倍の負荷がかかっていることを多くの方が知らないからです。「腰が痛いの?じゃあこのイスに座ったら?」と優しさのつもりでおっしゃるのでしょうが、腰が痛い人にとっては逆に悪化させてしまうことになってしまっているのです。

 しかし座ることで悪化させることを優しさで伝えた人も座っている当の本人も知らなければ「普通に座っているだけでも」腰には負担がかかっているので、知らず知らずに痛みを生み出したり、本当は治るものもなかなか治らないのです。さらにそれが日常化してしまえば、普通に座るだけでも痛くなりやすいのに、腰が痛くなる椅子や座り方を知らないうちに続けていれば、それは原因がわからないのも仕方ありません。

 中には色々な病院や治療院などを回って、その場は良くてもまた痛くなったりして何度も繰り返していると座っていることが当たり前になってしまい、悪くなることに気づかない人も多いです。

 例えば、新幹線の座席というものも腰に負担がかかりやすいものです。私自身旅行の際に東京から新大阪に向かうときのぞみに乗って約2時間30分の旅ですが、新幹線の座席に座ると腰に負担がかかるので、途中で2回ほど座席から離れてトイレに行ったり、歩いたりします。

 しかしこの話を多くの人にしても驚かれることが多いです。「新大阪に行く位なら座席で寝てるよ」「イスから立つことはないよ」「中にはそれくらい座れないの?」とおっしゃる方までいらっしゃいます。

 座ることは腰に負担がかかることなのに、座ることに慣れてしまっていると、負担がかかっていることにすら気づかなくなり、そして何が悪いのかをわからないまま過ごしてしまい悪循環に陥ります。

 気づかないことはとても恐ろしいことなのです。

 何か捻ったりぶつけたりして痛くなるならば、誰でもわかりやすくてそれが悪い気をつけなくてはと思いますが、日常生活で痛くなる首や肩、腰や膝の痛みの原因は気づきづらいことの積み重ねがほとんどなのです。

 悪いことに気づかないのはとても恐ろしいことです。痛みの原因がわからない人は悪いことに気づいていないことが多いので気になる方はぜひご相談ください。

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