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トップ > コラム記事一覧 > 腰の痛み > 腰痛の始まりは椎間板の退行変性から始まります。

腰痛の始まりは椎間板の退行変性から始まります。

 腰痛でお悩みの方がたくさんいらっしゃいます。腰痛といっても多くの種類が存在し、慢性的な腰痛、ぎっくり腰、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄などなど、あげればそれこそキリがないものですが多くの方が苦しんでおります。そんな腰痛ですが始まりは「椎間板の退行変性」と呼ばれるものです。

 椎間板とは、背中にある背骨の骨と骨の間にある軟骨を指します。背骨は24個あり、首にある環椎と軸椎以外の間の全てに存在します。椎間板の役割としてはやはりクッションとしての存在です。

 もしも、背骨が全て骨という硬いもので作られていれば頑丈そうに思えますが、逆に頑丈なものは物理的ストレスを受け続ければ壊れやすくなったり、もろくなったりしてしまいます。

 そこで、椎間板のようないわばクッションのようなものを間に挟むことで、物理的ストレスを受けても衝撃を逃がしたり、分散したりすることができ、より多くの力を受け止め、支えることができるのです。

 椎間板自体は90%以上が水分でできているものですが、常に上半身の体重を支えているので、重しを載せている漬物のように椎間板内の水分を外に染み出してしまいます。

 人間が活動している時(立っている時、座っている時もそうです)常にそのような状態では、段々と椎間板自体の水分が抜けるので、わずかではありますがどの椎間板も厚みを減らします。

 余談ですが、よく言われるように「朝より夕方の方が身長が低くなる」ことがありますが、まさにこれは、朝起きた時から自分の荷重がかかるので、それぞれの椎間板から水分が抜けだし、厚みを減らので自分の身長が成人男子で約2cm位縮んでしまうのです。

 しかし、その縮んだ身長は当然そのまま縮みっぱなしというわけではありません。抜け出した水分は夜に横になって寝ることになるので、また朝には元通りに暑さを保ちますので、ご安心ください。

 話はそれましたが、このような大事な椎間板ですが、やはり年齢と共にもろくなるのです。それが椎間板の退行変性と呼ばれるもので、椎間板内の水分を保ちづらくなっていくことにあるのです。

 これは椎間板の生理的な現象であり、止めることができません。(イメージ的には骨の骨粗鬆症を考えてもらうとわかりやすいかもしれません)そして、この退行変性がいつごろから始まるかというと、実際には20歳を過ぎると始まると言われています。

 20歳ではとても速いように思えますが、こればかりは仕方がありません。私たちが年をとることど同一なものです。

 ですから、腰痛というと「年だね~」という人もいらっしゃるかもしれませんが、充分に若い時から問題になってもおかしくないのです。

 悪い姿勢をとったり、中腰を繰り返したり、長時間座り続けたりするなどなどにより、水分が保てなくなったり、染み出しやすくなったり、また椎間板内の線維輪(椎間板を取り巻く輪っか状の線維)に亀裂が入りやすくなるのです。

 そしてそのまま放っておけばご自身の椎間板の退行変性を進めてしまうことで、それこそ椎間板ヘルニアなどの腰痛に繋がってしまうのです。

 そこで、いかに椎間板の退行変性を早く進ませないようにすることが腰痛を防ぐポイントになります。

 腰痛はいきなり起こる事は少ないものです。少しずつ負担をかけ、ストレスを与え自分の限界点を超えたときに起こる事があります。腰の痛みで気になることがあれば江東区亀戸にある藤かめいど整体院までご相談ください。

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