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トップ > コラム記事一覧 > 身体の話。 > 痛みの原因は見えにくいことが多い。

痛みの原因は見えにくいことが多い。

 首の痛みや肩こりぎっくり腰や膝の痛みなど、身体の痛みがいきなり起こったり、何もしていないのに痛くなってくるとどうしても原因を直前の行動に求めがちになりますが、多くの痛みの原因は特定しづらく見えにくいものです。確かに「何か」があって「何か」が起こると「それが原因」と分かりやすいものですが、身体の痛みの多くは「何か」があって痛くなることは少ないものです。

 一番わかりやすいのがぎっくり腰かもしれません。ぎっくり腰のイメージの多くは「重いものを持ってグギッとなった」というものです。重いものを持つことによって腰に負担がかかって痛くなって動けなくなってしまうのがぎっくり腰だと思っている方は少なくありません。お客様の中にもそういう認識の方がほとんどであり、ぎっくり腰になって来院された方も「重いもの持っていないんだけど、急に腰が痛くなった」とおっしゃる方は多いものです。しかし痛くなった直前の行動は痛みを引き起こした要因にはなるでしょうが、それは決して原因ではなくそればかりに囚われていると本質を見失ってしまうので、何度も同じ問題になったり繰り返してしまいます。

 ぎっくり腰の原因の多くは日々の疲労の蓄積です。日頃のストレスや疲労が身体に溜まっていくことで身体は緊張状態になり筋肉や筋膜は固まります。人間は少々の疲労がたまっていても適応できるので、それないに動くことはできますし、またその身体にも慣れていくので「私いつもこんな感じだよ」と慣れてきたことすらわかりづらくなってしまうものです。それは少々例えが悪いかもしれませんが「何日も掃除をしていない部屋」と一緒です。

 毎日きれいに掃除していた部屋も忙しくなり掃除を怠っていても一日のちりやほこり位ならばそんなに目立ちませんから「まぁいいか」と半ば諦めてしまえばその掃除をしていない部屋にも慣れてしまうものです。もちろんそれに気づいて掃除をまた習慣的にしてきれいを保てばいいのですが、つい怠け心が出てきてしまうとそのまま過ごせるようになってしまいます。

 1日放っておいても目立たないちりやほこりも何日もためてしまえば目立つようになってしまいます。、また人間は悪いことにも慣れるのは得意なのです。それに気づかなく過ごしているとある日突然問題は噴出します。「何もしていない」と思っていても問題は小さいことや見えにくいことが積み重なって起こってしまうことが多いのです。

 首の痛みや肩こり、ぎっくり腰や膝の痛みなどの身体の痛みの原因の多くは見えにくいところにあります。ですからそこで病院に検査に言っても「問題ない」「安静にして」「様子を見ようか」などと言われ原因は放っておかれてしまいがちになるので、慢性化したり繰り返したり、下手をしたら諦めてしまってどんどん悪くなってしまいます。

 身体の痛みや悩みも直前の行動に原因を求めるのではなく、しっかり日々の行動や蓄積から見直してもらうことはとても大切になります。お身体のことで気になることがあればぜひご相談ください。見えにくい原因もしっかり見直してまいります。

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