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トップ > コラム記事一覧 > 身体の話。 > 固い身体は痛くなりやすい。

固い身体は痛くなりやすい。

 カイロプラクティックの施術を行っている時または色々な検査をしている時、身体のチェックポイントとして大事なのが「関節の可動域(動き)が適正にあるかどうか」になります。身体の各関節には適正な関節の可動域というものがあります。わかりやすい箇所で言うと「肘の関節」は「屈曲(曲げる)145度」「伸展(伸ばす)5度」と言われています。この角度に動いていれば肘の関節の問題はないと考えられます。

 痛みや問題が起こっている関節には関節の可動域が少なくなっていることが多いからです。「関節の動きが少ないですね」と伝えると「昔から身体が固いから・・」とおっしゃる方も少なくないのですが身体が固いというのはあまり褒められたものではなく、むしろ「痛くなる準備ができている」と言っても過言ではありません。

 身体が固いというのは基本的には「その関節が持っている可動域通りに動いていない」ということです。何故その関節が動いていないのか、関節自体に問題があるのか、それともその周囲の筋肉が上手く伸び縮みできていないのか、その他の問題も考えられますが、多くはその関節の周囲の筋肉が伸び縮みできていないことが多いです。

 痛いから身体が固くなることもありますが、身体が固いから痛くなることも多いのです。身体が固いことを放っておくのは「痛みの先延ばし」とも呼ぶことができ、後々痛くなることが起こりやすくなります。「身体が固いから・・」とまるで言い訳のように言うのではなく、身体の固いのを変えていかないといつ痛くなってもおかしくありません。積極的に変えていきましょう。

 「肘」の関節で説明すると、肘を曲げる時には前側にある「上腕二頭筋」が縮み、肘を伸ばすときに後ろ側にある「上腕三頭筋」が縮んでいきます。そして大事なのが肘を曲げる時は後ろ側の上腕三頭筋が伸び、伸ばす時には前側の上腕二頭筋が伸びないとうまく関節は動かないのです。

 前と後ろの筋肉が相互に伸び縮みすることで関節の可動域がしっかり動くのです。身体が固いという人の多くはその身体中の筋肉が固まってしまいうまく動いていないのです。

 身体が固いというのはその関節の周囲の筋肉が緊張を起こして上手く伸び縮みできない状態なので今は固いだけと感じているかもしれませんが、周囲の筋肉の緊張が痛みを引き起こすトリガーポイントを生み出してしまいます。

 身体が固いのは良い状態とは言いづらいものです。放っておかず固い身体を変えていきましょう。

 身体が固いことや関節の動きを付けていきたいとお悩みの方はぜひご相談ください。

注:身体が固いと言うと多くの方が「床に手が着かない」や「立位体前屈ができない」ことをおっしゃりますが、床に手が着かないことや立位体前屈は腰を痛める動作なので身体が固いこととは関係ありません。ぜひ行わないようにしてください。

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