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トップ > コラム記事一覧 > 身体の話。 > インターネットの情報。

インターネットの情報。

 インターネットはもはや生活には欠かせないツールとなりました。あらゆる情報が世界中を飛び回り、様々なコトにアクセスできることで私たちには色々なものが身近な時代になりました。しかしそこには役立つものもあれば怪しいものをたくさんあります。だからこそ「リテラシー」が求められる時代になります。

 例えば「腰の痛み」一つとっても多くの情報が存在します。「腰の痛みにはコレ!」「これで腰の痛みが治りました」というのがたくさんありますが一番怪しいです(笑)。腰の痛みは単純に「腰が痛くなった」というものではなく複雑なものであり、単純にこれをすれば良いというようなテレビや雑誌や通販でよくあるような解決では済まないことがあるのです。

 私もこれまで多くの腰の痛みを抱える方を施術してきましたが、やはり話を細かく伺いカウンセリングしながら、検査やお身体に触ってみて、施術をして、経過を見ていかないと何とも言えないのです。「腰のどこの部分を痛めているのか」「腰以外の部分の影響で腰が痛くなっているのか」など考えるだけでも大変なものです。

 一人一人腰の痛みは違うものなのです。それも同じ人間でも「昨年」と「今年」で違う原因の腰の痛みが起こっていることはありえます。

 ですからよくある話で「また腰が痛い。俺は腰痛持ちで付き合いが長いから、腰痛の治し方はわかっている。こうすれば治るんだよ」という方が「前と同じようにしてるんだが、なかなか腰の痛みが良くならない」と言って来院されるケースです。

 どうしても「こうしたら治る」という過去の成功体験があると「また同じ」と決めつけてしまい回復が遅れてしまい悪くなってしまうことはよく起こります。

 また「腰が痛いの?こうすれば治るよ」と他人に自分のやり方を薦めてしまうことです。オススメしてしまう気持ちはよくわかります。人のために役立ちたいと思うのは誰しも思うことですから。

 しかしこれもあなたにとって良いことは他の人にとって良いこととは限りません。そのせいで悪化する人もたくさんいらっしゃいます。またそういう人も沢山見てきました。

 昨年と今年が違う。あなたと私では違うのが身体の問題なのに、ネットの情報だけでは全ては完結しないのです。

 何でも鵜呑みしないことです。リテラシーを持つことです。当整体院でもお客様に「疑問や質問をしてください」とは常にお伝えしています。気になることはどんどん聞いてくださいと言っています。「他のところでこういう風に説明を受けたけどどうなの?」「最近流行りのあの商品はどうなの?」などなどセカンドオピニオンとしても公平な視点で説明させていただきます。

 インターネットはとても便利ですが、リテラシーをもって取り扱いましょう。

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