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トップ > コラム記事一覧 > 身体の話。 > 触って筋肉が硬いか柔らかいかはあまり関係ない。

触って筋肉が硬いか柔らかいかはあまり関係ない。

 肩こりは単純に肩の筋肉が硬いから肩こりではありません。また触って柔らかいから肩こりではないというのも少し違います。お客様の中で結構多いのが「硬い?」と筋肉を施術してくる時に伺ってくる方です。確かに触って「硬い?柔らかい?」というのは昔からあるのかもしれません。

 よく美容院などでシャンプーが終わった後、新人さんらしき人が「マッサージしますね~。お客様肩こり過ごいですね~。硬いですよ。カチカチです~。」と、どのお客様にも営業トークのようにおっしゃる方がいます。

 そのせいか当院にいらっしゃるお客様でも「よく美容院で硬いって言われます」とカウンセリングの際に、おっしゃります。

 しかし、触って硬いか柔らかいかでは身体の問題や肩こりの度合いは図れません。

 単純に筋肉を触って硬いと感じる方でも「肩こり」を訴えない方はたくさんいらっしゃいますし、その逆で、柔らかい感じがしても「肩こりがひどいんです。」とおっしゃる方はたくさんいらっしゃいます。触って硬いか柔らかいかは判断の材料にならないものです。

 大事なのは「硬いか柔らかいか」ではなく、「動きがあるかないか」になります。

「筋肉が付着している関節が正常な動きがあるか」
「自分の意志の通りに力を入れたり、抜いたりできるか」
「筋肉を刺激することで、伸び縮みできるか」

・・という筋肉としての機能を果たし、動きがあるかどうかが大事になります。

 よくあるマッサージ店などではそこまで時間的にまた技術的に評価や判断ができずに、ただマッサージを行い、グイグイと押すだけになってしまいます。

 そんな状況では「硬いですね~」としか伝えられないので、硬いか柔らかいかだけの表面的な問題になり、本当の肩こりなどの身体の問題の根本的な解決には結びつきません。

 肩こりでいえば「関節の正常な動き」とは首や肩の関節の動きです。首や肩の関節が正常の可動域で動いているかどうか大事です。人間の身体はその部位がしっかり動いてこそ、痛みもないものです。

 「自分の意思~」というものは意識的に力が入っているかどうかです。ストレスや日々の負担で緊張状態にある時は、無意識に力が入っていて、ご自身でも気づくことなく筋肉が収縮していれば疲労を起こし問題になります。

 「筋肉を刺激~」というのは、施術をすることで身体が反応し、リラックスできるようになるかどうかです。刺激に対し、反応を起こさないと身体の防御ということが疎かになり、速やかに回復に繋がらなくなります。

 身体に起こる問題は簡単なものではありません。やはり身体の問題があればご自身で判断したりせず、また専門的知識の少ない方の主観的な意見に囚われず、しっかりとカウンセリングや検査を行い、根本から改善できるように取り組んでいく方がよいものです。

 気になることがあれば江東区亀戸にある当整体院までご相談ください。

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