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トップ > コラム記事一覧 > 膝や脚の悩み > サンダルやパンプスの功罪。

サンダルやパンプスの功罪。

 「夏はサンダル」という方は多いと思います。暑い夏には靴を履くと足が暑く感じたり、蒸れたりするのが嫌でサンダルを履く気持ちはよくわかります。そのようなサンダルはおわかりと思いますが、非常に足に負担をかけてしまうものであります。負担というものは微々たる様に感じますが、積み重なることで膝や腰への痛みに繋がってしまいます。「サンダルを履かないでください」と言うわけにはいきませんが、少し知ってもらうとありがたいです。

 私自身は暑くてもクッションの入ったスニーカーを日々履いております。サンダルを十何年履いてもいません。それはやはり脚に特にふくらはぎと太ももの裏に負担をかけてしまうことが分かっているからです。それでも最近久しぶりにサンダルを履いた時、やはり脚に負担がかかることが充分にわかりました。

 近場に買い物に行っている時段々とハムストリングスとふくらはぎが疲労しているのがよくわかり、自宅についてから入念にふくらはぎとハムストリングスをストレッチしたものです。その時は「もしかしたら自分自身の脚が疲れていたから余計に感じるのかなぁ」と思ったので、次の日ももう一度、同じようにサンダルで近場に出かけてみたのです。そして感じたのが昨日よりも負担に感じているのが少なくなっていたことです。それは非常に恐怖に感じました。同じような負荷が脚にかかっているのに、昨日より楽に感じてしまっているので、むしろ楽にすら思えているのです。

 考えられることは、脚が負担に対して順応してしまっているのです。それは良いことの様に思えますが、いわゆる見えない疲れを生み出しているのです。これが段々と当たり前になってくれば、今度は脚の疲労に気づかず、足が吊ったり、膝や腰に痛みを生み出すことは容易に想像できます。痛みの半分は疲れですから、サンダルを履くことに慣れるのは非常に危険なことかもしれません。

 アスファルトの固い歩道を片足を踏み出すたびに、自分の何倍の体重を地面にぶつけて、またその反発力を自分の脚や腰が受けてしまうのです。それは小さいことかもしれませんが、やがて大きなリスクになってしまいます。

 それは以前社会問題にもなりました「♯kutoo運動」でも起こったパンプスやヒールもサンダルと一緒です。#kutoo運動自体は女性にパンプスやヒールを社会的常識として強要しないものですが、身体の健康を扱う人間としてはやはり膝や腰への負担がパンプスやヒールもおすすめできません。

 何を履くかは個人自由であります。しかし、クッション性の少ないサンダルやパンプス、ヒールなどを履いて歩くことで、ふくらはぎや太ももの筋肉を疲労させ、膝や腰の関節付近に痛みを起こしやすくなります。可能ならクッションの効いた靴を履いてもらい、サンダルを履くことを控えてもらうか、履いた後はしっかり脚のケアをしてもらうことをおススメします。

 膝や腰でお悩みの方はご相談ください。

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