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トップ > コラム記事一覧 > 正しい座り方 > イスの背もたれはあまり意味がありません。

イスの背もたれはあまり意味がありません。

 イスの背もたれの角度は座面に対して135度前後が理想になります。その角度が人間の腰にとって一番負担の少ない角度なのです。

 普通のイスに座るとほとんどのイスは背もたれが90度になっていますので、普通にイスに座っていると腰には負担がかかってしまい、実は普通に座るだけでも腰は痛くなりやすくなるのです。

 普通に座ることは腰に負担がかかっているものです。何気なく座っていてもです。ましてや、背筋を伸ばしたような「見た目」きれいな座り方をしていても実際は腰に負担がかかっているのです。

 多くの方はきれいな姿勢は腰に良いと思っている方が多いのですし、昔から私たちは「背筋を伸ばして座る」とか「イスに直角に座る」とか「90度に座る」などと言われますが、それは全て見た目を正すだけであり、腰には負担のかかる良くない座り方なのです。

 藤かめいど整体院では「正しい座り方」を「座り仕事の方の為のコース」を受けているお客様によく「背もたれは使った方がいいですか?」と聞かれますが、背もたれを使うということはほぼ腰が90度になりますので、先述の通りあまりお勧めしていません。理想の角度はイスの座面に対して腰が135度の位置にあることが理想的なのです。

 では何故腰にとって理想の角度が135度になるのかといいますと、それは人間の身体の構造に起因します。腰にとって一番楽なのは「立っている時」であり立っているときは腰にとって一番最適な状態の「腰椎の前彎」ができる姿勢になるからです。

 その腰椎の前彎を座っているときに保つとなると大腿骨が座面と平行にあるならば、坐骨を支点として135度後ろに腰椎が無いと腰にとって一番楽な腰椎の前彎が維持できず、椎間板、筋肉、関節などに少しづつ負担になるのです。

 つまり背もたれが90度にある普通のイスに座っていると、腰が90度の角度になり、腰が屈んでいるのと一緒になってしまうので「座っていると腰が痛くなる」のはある意味当然であり、この前提を知らないことで多くの方が座ることで腰が痛くなることに悩んでしまっているのです。

 理想の背もたれの角度が135度というと多くの方が「リクライニング」の効いたイスをイメージさせる方が多いのですが、リクライニングの効いたイスと腰が痛くなることは少し話が違います。どちらかというとリクライニングチェアも少し気を付けないと腰に負担がかかります。

 腰にとって理想の背もたれは135度ですから、イスの背もたれ自体は腰にとってははあまり必要としません。時に背もたれは「権力の象徴」という言い方をすることもありますが、まさに背もたれは見栄や見た目の問題であって、イスにとってはあまり必要ないと言ってもよいものです。

 江東区亀戸にある藤かめいど整体院では身体に正しい座り方をお伝えしております。気になることがあれば「座り方教室」も開催しておりますのでご利用ください。

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