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トップ > コラム記事一覧 > 正しい座り方 > 腰痛にならないために普段から避けた方がいいイス Part.12 飛行機のイス

腰痛にならないために普段から避けた方がいいイス Part.12 飛行機のイス

 腰痛にならないために普段から避けたほうがいいイスがあります。それは「飛行機のイス」になります。

「長いフライトで腰が痛くなった」
「飛行機に乗っていると腰が痛くなる」
「腰が痛くなるから飛行機には乗りたくない」

 などなど腰の痛みと飛行機の座席は結構リンクしやすいことがあります。確かに、普通に飛行機のイスに座っていれば、大阪などに行く位の短時間でも腰が痛くなることは充分あります。

 それは飛行機のイスが腰に悪い構造になっているので、知らず知らず腰への負担となっているのです。

 解決する方法は簡単です。「ファーストクラス」に乗ってください。そうすれば問題は解決します(冗談です。失礼しました)アップグレードしても腰への負担はそうそう変わりません。

 やはり飛行機のイスは痛くなりやすいものです。(ちなみに多くの方が利用するエコノミークラスを対象に進めてまいります)

 一番の理由はその形状にあります。飛行機の座席の多くは背もたれに寄りかかることを前提としているのか、座面の前側少しが上に傾き角度が付いていて、お尻の部分が下に下がるような形状になっています。

 横から見るとイメージ的にカタカナの「レ」の字のような形状をしています。どうしても長時間のフライトを考えればイスとは言いながらも、なるべく少しでも横に近づけるように傾けて座れることで長いフライト時間をリラックスできるようになるのはしかたのないことです。

 しかし、この膝が持ち上がり、お尻が少し沈むような形こそ、腰にとっては一番怖い姿勢を招いているのです。

 腰は腰椎の前彎という腰にある骨と椎間板が軽く前彎して縦に並んでいるときが一番強い力を発揮して腰を支えることができます。これがこの飛行機のイスに座っているときには崩れてしまい少し屈んでいるような形になるのです。

膝が持ち上がりお尻が沈むような形は腰椎の前彎を消失させ、椎間板に負荷をかけてしまっています。その力は一瞬で腰を壊してしまうほどではありませんが、真綿で首を絞めるようにじわりじわりと腰に負荷をかけ、ダメージとなって現れます。

下手をすれば飛行機のイスから現地に到着した時にイスから立てなくなったという話も良く伺うものです。

 それを防ぐためにも簡単なのは「適度に立ち上がり歩く」ことです。エコノミークラス症候群の回避方法としても有名ですが、腰痛予防にも当然効果があります。負担のかかるイスから少しの時間離れるだけでも効果はあります。また「(少し)斜めに座る」ことや「ランバーサポートを使う」ことなども有効です。

 小さいながらもダメージを与えてしまう飛行機のイスは可能なら座らない方がいいのですが、そういうわけにはいきません。だからこそ、少し工夫をして飛行機のイスに座ることをおススメします。気になることがあれば江東区亀戸にある当整体院までご相談ください。

腰痛にならないために普段から避けた方がいいイス【13】

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