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トップ > コラム記事一覧 > 正しい座り方 > 腰痛にならないために普段から避けた方がいいイス Part.14 パイプイス

腰痛にならないために普段から避けた方がいいイス Part.14 パイプイス

 腰痛にならないために普段から避けた方がいいイスがあります。それは日常的に使うイスというわけではありませんが学校や会社、または人が集まる時によく使う「パイプイス」になります。パイプイスに座る事は可能な限り避けることをおススメします。かといって、どうしても使わざるを得ないのですが腰に負担をかけやすいものなので気を付けてほしいものです。

 普段からパイプイスに座るということは多くは無いと思います。やはり人が集まる時に並べられるものが多く、学校なら入学式や卒業式、会社なら会議や研修の時、自治体なら会合や宴会などで使われていることが多く臨時に使うことがほとんではないでしょうか。折りたたむことができ収納しやすいので普段使うことが無ければ倉庫に閉まっておいて、何かあれば出してきてイスに使うとても便利なものです。

 パイプイスの最大の利点はその収納性でしょう。イスをそのままの形で置いておけばスペースが取られて邪魔になってしまうのがパイプイスは折りたたむことでコンパクトにまとまり、閉まっておけば場所も取りません。いざという時に出すことができるので、とても重宝できるものです。

 しかし、そのパイプイスの利点である収納性を高めるために座面を前側から後方に倒すように折りたたむことができるようにしたことが、イスとして使う時にどうしても腰への負担を強めてしまうのです。

 それは座面を前側から後方に倒すことをするためにイスとして使う時に座面の前側が後ろ側より上に上がってしまい少し後方に傾いてしまっているのです。そのためパイプイスを使う時にその椅子に座るとお尻側が沈み、膝が上がるような座る姿勢になります。その姿勢が腰にとって良くないのです。

 膝が上がるような姿勢は「腰痛にならないイスの基準。」「腰痛にならないために普段から避けた方がいいイス【8】」「腰痛にならないために普段から避けた方がいい座り方〈1〉」にも記述しているように腰に負担をかけてしまいます。

 この膝が上がるような姿勢は危険な座り方です。何が危険かというと、日常でよく起こる座り方であり、あまりにも普通に行われるから、それが危険だということになかなか気づきづらいのです。腰痛の一番の原因は「不明」と言われていますが、その理由は「小さいことの積み重ね」です。いきなり腰痛になることはほとんどなく、小さい負担を積み重ねていって、何年もかけてジワリジワリと私たちの腰を痛めつけて腰痛を生み出しているのです。そういう意味で危険なのです。

 パイプイスに座り慣れているとこれが負担をかけているイスに気づくことは非常に難しいものです。しかし、身体の仕組みを理解して理解していただけるとパイプイスがいかに腰の負担をかけているのかがわかります。

 またパイプイスは臨時に使われることが多いですが、使用するときは意外に長時間使っているものです。それこそ、学校での行事や会社での会議、自治体の会合など何時間もパイプイスに座るような拘束時間が長くなってしまうものです。何時間も座っていれば腰の疲労を強め蓄積していくとやはり腰痛やぎっくり腰に結びつきやすくなってしまいます。

 可能な限りパイプイスに座ることは避けてほしいものです。

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