何故、カイロプラクティック、トリガーポイントテクニックが有効なのか?
「どうして痛くなるの?」「どうやって改善するの?」を少しお話します。
肩コリ、腰痛、脚の付け根の痛みなどの「筋骨格系の問題」、眠りづらいや疲れやすいなどの「自律神経症状(*)」、また、姿勢やスタイル、脚のむくみなどの「美容の問題」もトリガーポイントテクニックを応用して改善に取り組んで参ります。
* 自律神経症状
疲労感、寝づらい、汗をかきやすいなど様々な全身の不快な症状を呈す状態。人によって色々な表現をするものである。
- → 自律神経
- 全身のありとあらゆる細胞に繋がる神経。交感神経と副交感神経の2種類に区別されお互いの神経がシーソーのような働きで身体の機能が成り立っている。
日々、人間は活動をしています。活動をすることにより、少しずつお体には「負担」をかけています。
しかし、本来なら寝たり、お風呂に入ったり、お身体をリラックスさせることによって「身体の自然な回復力」を使って、問題のない状態を日々作っていました。
しかし、長時間勤務や寝不足、悪い姿勢、冷え、以前の痛み、ストレスなどが続くと
人間は「痛み」「疲れ」「緊張」「ストレス」に対して、筋肉に力を入れ「耐える」ことしかできません。ギュッと筋肉を「収縮」させ「痛み」などが「無くなる」のを待つことがほとんどです。
しかし、力を入れていることに「慣れて」しまうと「痛み」が消えたように感じてしまい「治った」と錯覚してしまうことが多いです。しかし、それは「痛み」を筋肉の力でギュッと閉じ込めただけであり、筋肉の収縮は残り、解決したとは言えません。
ですから、長年痛かったり、痛みを繰り返したりしている方には痛みのある箇所はもちろん、身体全体に力が入っている収縮状態「過緊張(*3)」と呼ばれる方が多いのです。その筋肉の過緊張は、やがてトリガーポイント(*4)化して、痛みの原因となるのです。
- *1 交感神経
- 活動している時に働く神経。人が起きている状態ではこちらが優位に働きます。
例えば交感神経優位状態では・・・
血圧の上昇、内蔵機能の低下、筋肉や血管の収縮が起こる。 - *2 副交感神経
- リラックスしている時に働く神経。人が寝ている状態ではこちらが優位になります。
例えば副交感神経優位状態では・・・
血圧の低下、内蔵機能の向上、筋肉や血管の弛緩が起こる。 - *3 過緊張
- 緊張が強過ぎる状態。力が入っており、過度に興奮している様な状態。
- *4 トリガーポイント
- 筋肉の収縮が起こると、脳と神経の連絡がうまくいかず、痛みの(引き金=トリガー)圧痛点が生まれているポイント
「腰痛」を例にお話ししますと、
- 最近の生活では座ったり、中腰したりと腰に「負担」になることが増えています。
(座っている姿勢は腰に立っている時より2倍近い負担がかかっています) - 知らず知らず腰の筋肉には力が入り、負担に耐えていきます。
- ある程度は耐えられるのですが、たまに不意なことにより症状の出現があります。
(立ち上がるとき、顔を洗うとき、座り続けている時などに「痛み」を感じます) - しかし、それもしばらくすると「慣れ」てしまい、「治った」かのように思えます。
(痛かったり、痛くなかったりも繰り返してしまいます) - そして、また少しずつ負担は増えています。
(ある日、何もしていなくても「痛み」が出たりしやすいものです) - 病院で検査しても「骨に問題ない」「薬やシップを出される」などで終わってしまう。
時には「ヘルニア、変形だから・・・」「年齢だから・・・」「体重の増加、運動不足・・・」
など言われ、あまり改善が進まない。 - 繰り返す痛みに耐え「トリガーポイントの形成」につながり腰痛の慢性化へと続きます。
このように、痛みは筋肉の収縮と共に、トリガーポイント化してしまうことが多いのです。
これは、腰だけに限ったことではなく、首や肩、膝や脚の付け根なども同様です。