「何もしていないのに首の痛みや肩こりがひどい」
「思い当たる原因が無いのに腰が痛い」など首肩の痛みやコリ感、腰痛などでお悩みの方がたくさんいらっしゃいます。
首肩や腰の痛みだから、病院や接骨院に行くことは大事な事です。しかし、病院に行ってレントゲンを撮っても「骨に問題ない」と言われ、湿布や痛み止めを出されるだけで終わってしまったり、または接骨院に行っても電気を掛けられたり、マッサージをされるだけで、その時は良いのだがすぐにまた戻ってしまうなど、なかなか首肩や腰のお悩みが改善できない方が少なくないものです。
これは何故でしょうか?一つの側面として、痛みの原因を「構造の問題」としてとらえていることにあります。つまり、身体の組織が構造的に問題が起きている状態(骨や靭帯などが折れたり、切れたりしていることで痛くなっている)という考え方であれば、病院でレントゲン撮ったり、接骨院で電気療法になったりすることも大切でとても有効です。速やかに問題を発見し、治療していくことはとても大事です。(当院でもカウンセリングや検査などでこれらの問題が疑われれば病院や接骨院をおススメしております)
しかし、首肩や腰の痛みの多くは「構造的な問題」よりも、むしろ「機能的な問題」を起こしていることがあります。機能的な問題が起きている場合ですと病院や接骨院に行っても解決することが難しい時があるからです。
機能的な問題とはいわゆる「うまく身体の機能が働いていない」ということです。骨や靭帯、筋肉はしっかりして問題ないのに痛くなっているのはそれらがうまく機能を果たさず、動いていないので痛みを訴えているのです。
例えるなら、自転車が身近かもしれません。フレームもチェーンもタイヤもどこにも問題が無い。見た目は完璧。しかし、ところどころ動く部分で油がさされていなかったり、またはサビが付いていて滑らかに動いていないので、自転車が使えない状態が機能的な問題です。構造的な問題はもちろんタイヤのパンクやチェーンが切れたりしている状態です。
カイロプラクティックの特徴はこの機能的な問題による「痛み」の解決が得意という事です。ですから、よく「病院や接骨院行ってもよくならない」とおっしゃる方の多くは構造的な痛みと機能的な問題を勘違いしている時がみられ、そのような時はよくこの自転車で例えるのですが納得してくれます。
何もしていないのに痛みがある方はこの機能的な痛みを疑ってみるのも一つです。身体はしっかり機能が働かないと痛みを感じやすいものです。痛みを感じる部分の周囲の筋肉が緊張または過緊張状態になっていたり、関節の動きが悪く癒着気味になっていたり、神経が過敏になり過ぎて痛みに反応し過ぎてしまっている状態では身体も痛みを訴えてしまうものです。
そこをカイロプラクティックのテクニックを用いて、筋肉や背骨や骨盤の関節を介して調整してく事で身体の痛みの改善につながることがあります。
ぜひ、お身体の事で気になることがあればご相談ください。