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トップ > コラム記事一覧 > 身体の話。 > 長引く痛みは機能的な問題。

長引く痛みは機能的な問題。

 首や腰、肩や膝など長年の痛みや慢性的な痛み、繰り返す痛みの多くは構造的な痛みよりも機能的な痛みかもしれません。また構造的な問題が起きても機能的な問題も併発して起こることで身体の痛みを長引かせていることも充分考えられます。長引く痛みでお悩みの方は機能的な痛みを考えてみてください。

 構造的な問題とはいわゆる骨や靭帯、関節、神経などが物理的に問題が起こり、レントゲンやMRIなど画像でわかるような問題です。これはやはり適切に医療機関で処置を行うことが大切であり、まずは痛みの場合この構造的な問題から考えて検査するのが第一歩です。

 構造的な問題でここに加わるのが難しいのが「変形」と呼ばれるものです。関節の変形や椎間板の退行変性などは構造的な問題と考えられてしまいますが、関節の変形は機能的な問題も一緒に起こっていますので、この変形が一番む難しい問題になります。

 医療機関で「加齢ですね」「変形ですね」「骨と骨の間が狭いですね」など言われがちな変形で構造的な問題が身体に影響を与えますが、それ以上に機能的な問題が痛みを増幅させたり長引かせたりしていることが多いです。

 特に昔から日本の医療は安静を重んじてきたせいか多くの方が痛みを感じると安静を選び動かさないようにしたり休ませたりしてしまいます。しかしこれは構造的な問題、骨や靭帯が壊れたりしている時に起こる痛みで有効であり、機能的な痛みの場合では安静にすることがその機能を低下させてしまうことで痛みが長引いてしまうのです。

 イメージはいわゆるリハビリテーションです。リハビリはまさに機能的な問題を治療する手段です。リハビリは一日でも早く、少しずつ機能を回復させるために動かしたり運動したりしていきます。動かしたりすると痛くて大変なものですが、やはり早く少しでも行っていかなければなりません。

 それは人間の身体の機能は安静にしてしまうと私たちが考えている以上に身体の関節の機能が落ちるのが早くて、どんどん機能を低下をさせないように動かしたりしていくことで回復させていくのです。

 それが首や腰、肩や膝の長引く痛みにも今は求められています。痛いから安静にする、湿布を貼る、だけでは機能的な痛みはなかなか良くはならないし、例え一時的に治った感じがしたとしてもぶり返したりすることで長引く痛み、慢性化する痛み、繰り返す痛みになってしまうことがあるのです。

 カイロプラクティックは関節の機能的な問題を回復させるのには有効な施術です。長引く痛みでお悩みの方はぜひ関節の機能的な部分を考えてみてください。きになることがあればぜひご相談ください。

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