人間には自然の治癒力があります。それは自分の意志とは関係なく、切れた指の痕を塞ぐように、折れた骨を治すように、侵入したウィルスを捕食するように素晴らしい自然治癒力があります。そしてしかし、そんな自然の治癒力も10代20代なら放っておいても勝手に発揮してくれます。(今回の新型コロナウィルスも年配者からワクチンを接種したのは若い人は自然治癒力によってウィルスにかかったとしても重症化は低いので上の世代から打っていった理由の一つです。)
その自然治癒力は30代を迎えると少しずつ低下していきます。しかも自分でわかりづらい位ゆっくり低下します。そうなるとわかりづらいためなのか40代50代になっても自分の回復力の低下に気づかず「昔はこんなことなかったのに」「前だったらすぐに治ったのに」というセリフを言ってしまうのです。
自然治癒力は身体をしっかり手間ひまをかけていくことで低下を防ぐことができます。放っておいてはダダ下がりです。身体に手間ひまをかけてあげましょう。大事なもの、大切なものは手間ひまを積極的にいかけていくべきなのです。
手間ひまをかけることは現代ではさも否定的な風潮があります。簡単便利なものがたくさんあるので、手間暇をかけて行うよりはサクサクと進まないと嫌われてしまいます。しかし簡単便利なものも必要ですが、大切なものは手間ひまをかけていかないと長持ちしないのです。
健康は一日にしてなりません。首や肩、腰や膝などアラフォーになるころから痛みを訴えやすくなってきます。手間ひまをかけてこなかった身体が痛くなってから治すものと、身体に手間ひまをかけてきた身体では治り方は全く違うものです。
痛くなってから問題が起こってから対処するのではなく、日頃からこれから起こる問題に対して準備するように手間ひまをかけておいた身体では違うのです。
イメージ的には「古民家」です。古民家は何十年と保つためには手間ひまをかけて維持します。それこそ新築マンションのようにはいきません。しかし手間ひまをかけるからこそ大切にしようと思いますし、長持ちもするのです。手間ひまをかけなければ長持ちはしません。
日本人の平均余命も男女とも80歳を超え最近では人生100年時代と言われるようになりました。長く健康で過ごすために何もしなければいつ健康が脅かしかねません。身体に手間ひまをかけてあげることで古民家の様に長くあり続けることはとても大切です。
首や肩、腰や膝などを長く健康的に保ちたい方はぜひ身体に手間ひまをかけてください。気になることがあればえひご相談ください。