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トップ > コラム記事一覧 > 身体の話。 > 日常生活における痛みの問題。

日常生活における痛みの問題。

 世の中あらゆる事象は「原因」があって「問題」が起こり「結果」があります。日常生活における痛みにも原因があり問題が起こります。日常生活における痛みの原因は先日書きましたが、その原因によって何が問題となるかですが、それが筋肉の疲労です。

 日常生活における痛みの原因には疲れ、悪い姿勢、冷え、以前のケガ、運動不足、ストレス、バランスの欠如、加齢による衰えなどがあり、これを受け続けると「筋肉の疲労」が起こります。筋肉が疲労するということは筋肉自体が緊張短縮状態といういわば筋肉が縮みこみ硬くなる状態になるのです。

 人間は様々な原因に対して耐えることしかできないのです。嫌な事やストレスのかかることに対してギュッと力を入れて耐えてやり過ごそうとします。そして耐えているうちに原因が少なくなればよいのですが、縮みこんで硬くなった筋肉はそのままで、また新しい原因が来て縮みこんでやり過ごすを繰り返しているうちに全身の筋肉には疲労が蓄積しています。

 また原因に対して耐えるということは全身に力が入っているので、全身をコントロールしている自律神経も交感神経優位な状態となり、全身が緊張興奮状態になってしまいます。

 筋肉の疲労から自律神経の交感神経優位な状態が何年も続いていている状態とは、身体に微力ながら負担がかかり続けるので「痛み」が生まれます。イメージすれば「小さい鉄アレイをず~っと持ち続けているとやがて肘や肩に痛みが生まれる」ようなものです。

 そしてその生まれた痛みに対して、また人間は耐えてしまうのでさらに筋肉は固まり、筋肉内に豊富に流れる血流は減少し、代謝物は底流します。それがまた痛みとなりまた耐えてしまうという「痛みの悪循環」が身体に起こります。

 こうなると首や肩、腰や膝などが「何もしていないのに・・」痛くなってしまうことは充分にあり得ます。そしてその痛みを初期の段階で対処していれば大きい問題になりづらいのですが、軽視ししてしまうと問題が慢性化、深刻化してしまいます。

 医療機関で診てもらっても、レントゲンを撮ってもらっても「骨には問題ない」や「年齢ですね」などと言われ電気を流すか湿布を出されるか「痛い時には痛み止め飲んでください」と対処療法に終わってしまいます。

 日常生活における痛みの問題は「筋肉」に起こることが多いです。若い時であればお風呂に入って寝ればよいものですが、やはり年齢と共に身体の手入れは必要になってきます。定期的に身体の手入れをして全身の筋肉の緊張短縮をとっていくことは身体を痛みのない生活から解放することに繋がります。

 しっかりと身体の手入れをしていきましょう。

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