先日、藤かめいど整体院は開院12周年、一回りを迎えることができました。それもこれも地域の皆様のおかげであります。そこで13年目を迎えるにあたってエアコンを買い替えることにしました。(壊れてから買い替えるわけにもいかないので)
先日にエアコンを設置してもらいましたが、エアコンをみると開院当初を思い出すのです。それというのも当院は2010年の5月21日に開院したのですが、実を言うと開院する時にエアコンは設置しなかったのです。
2010年もそれなりに暑かったのを覚えていますが、当院自体は入口が北向きの物件なので案外涼しく開業した5月6月は全然快適でした。そして7月8月は当然暑かったのですが、エアコンを着けずに営業していました。
その当時お客様にも「エアコンは良くないですよ。身体冷えますから。自然に汗をかくことが健康ですよ」と説明していたのを覚えています。(「夏の「冷え」から身体を守ることが大切です。」と当時は記事を上げています)
今の東京の暑さは開業当時の年とは全然違います。今の夏の東京はエアコンが無ければ確実に身体に危険が及びます。10年前に「エアコンは身体に悪い」と言っていたのが今は「エアコンが無ければ危ないですよ」とまるっきり逆のことを言っています。
一昔ならば窓を開けていれば風が入り、扇風機を回していれば心地がよかった夏の暑さでエアコンつけると「身体の冷えが・・」「冷え性になります」など言われ「エアコンは身体に悪い」といって今でもエアコンは身体に悪いと考えている人もいます。どうしても昔の感覚が抜けないでいると危険です。
それだけ東京の夏の気温が上昇し当時なら最高気温が35度位まででしたが、今では40度に近づこうとしています。さすがにこの気温ならばエアコンが無ければ身体に問題が生じます。
「10年一昔」と言いますが考え方が変わっていくものです。「昔はこうだった」「前は大丈夫だった」では今の健康は作れません。新しいエアコンをみると「昔は昔。今は今」と思うのです。
しかしそれは当然なのです。いつまでも10年前と同じことを言っていてはおかしいのです。同じことを言っていればそれは何も変化や進化していないのと一緒で、変化や進化に対応できなければ問題が深刻になっていきます。
考え方も身体と一緒で柔軟に対応していくことが大切です。身体のこともどんどん新しいことが分かってきて、昔の常識は今では非常識になっていることもたくさんあります。
エアコンを見ると昔との違いを感じ、考え方を柔軟に取りいれる大切さを思い返します。