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トップ > コラム記事一覧 > 身体の話。 > 一刻も早く改善を。

一刻も早く改善を。

 身体の痛みや悩みは放っておかず、一刻でも早く改善させて行く方が得策です。「これくらいの痛みなら・・」「まだそんなに痛くなってないから・・」「いつもこんな感じだから・・」などなど、身体の痛みや悩みを痛みが強くないからと言って放置していたり、医療機関に相談したりなどの問題解決をしないでいる方が結構多いものです。

 確かに痛くないとついつい放っておく気持ちは理解できます。しかし、それは多くの場合「問題の先送り」でしかありません。その間に問題が肥大化することはあっても沈静化することは少ないものです。問題は早めに対処しておいて損がありません。早めに対処できればそれだけ早期の改善も見込めるものです。痛くなって重症化してから治療するよりよっぽど楽なものであり、精神的にもまたコストパフォーマンス的にも得になります。

 例えるなら「天ぷらを揚げたガス台」と一緒です。天ぷらを揚げる時には油が鍋から跳ねてガス台の至る所に飛び散ります。その油をいつ拭き取るのかということです。可能なら料理をしている間に拭き取ってしまえば油も液体のままで簡単に拭き取ることができます。料理の最中に拭き取ることができなくても料理が終わった後でも拭き取ってしまえば、そこまで固まらずに拭き取ることができてきれいなガス台で保てます。しかし、それをついつい忙しくて放置してしまえば、油がこびりつきその汚れを落とすのにとても苦労してしまいます。素早く行えば楽なものを後回しにしてしまえば余計な労力や下手をするとお金がかかってしまいます。

 しかし、多くの方が「痛くないから」と放置していることも多いものです。痛くなって慌てて来院されてもできる処置にも限界があり、また放置していたせいで他の箇所への悪影響が出てしまえば、雪だるま式にどんどん問題が増えてしまいます。そして若い時ならまだしも年齢が経てば経つほど問題の回復するスピードも遅くなり、思っている以上に改善が進まずイライラしてしまえばより悪循環が生まれます。

問題は首肩や腰にも充分当てはまります。長年の肩こりや腰痛を放置している方は多いものです。「痛くないから」という理由で放置していて良いことはほとんどありません。それこそ「痛くなるのを待っている」だけです。そして痛くなってから改善を目指しても回復が遅くなりがちです。可能な限り身体の問題は首肩や腰もそうですし、歯もそうです。いや身体においては全てかもしれません。一刻も早い改善と予防をして長く良い状態でいられるように改善を目指していきましょう。

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