昔や以前にお身体の問題を抱えたとしても改善をあきらめる必要はありません。「昔、ヘルニアやったから、腰痛は仕方ない」「Ｏ脚は治らないんでしょ」「猫背だから肩こりはしょうがない」など以前に身体の問題を抱えてしまったりしても現在ならできること、まだまだ改善できることはたくさんあります。諦める必要はありません。
それはやはり身体に関して思い込んだり、勘違いしていることもたくさんあるからです。それは身体に関しても以前よりはわかったり、明らかになってきたことも増え、改善できないと思われたことができるようになっているからです。ぜひお身体のことで気になることがあればぜひ色々ご相談ください。
最近多いのが「昔、腰が痛くて病院に行ったら「ヘルニア」と呼ばれ、それ以来ず~っと腰が悪いけど治らないんでしょ？」と「ヘルニアだから腰が痛いのは仕方ない」と思われているところです。確かに昔は腰の痛みやぎっくり腰は「ヘルニア」が原因と思われヘルニアは治らない安静にするしかなかいと言われたものでした。
しかし、それは身体の内部を精密に検査できないときの話なのです。ヘルニアとは(腰の場合)「腰椎椎間板ヘルニア」と呼ばれ、腰の骨と骨の間にある椎間板の一部が飛び出し（ヘルニアとはドイツ語で「飛び出す」という意味です。つまり椎間板の一部が外に飛び出ていると考えられたからヘルニアと呼ばれています。）後ろを走行する神経や脊髄にヘルニアの部一部が圧迫し、腰に痛みや脚にしびれを誘発すると、昔は考えられていました。
これは今では不正確なものであります。もちろん一部ではこの原理が起こっているのは否定できないのですが、ヘルニアの全てがまたは腰の痛みのほとんどがヘルニアによってもたらされているわけではないというのです。ヘルニアだから痛いとかヘルニアだから治らないということはほとんどありません。ヘルニアの仕組みや何故痛くなるのかはわかっており、しっかり対処していけば改善することもわかってきました。
なかなか身体のことを知る機会や昔に覚えていたものはどうしても思い込んでしまうのは人間なので仕方ありませんが、どんどん新しい情報や発見できていることは増えています。５年や10年前に聞いていたことが今では全く逆なことになっていたり、下手をしたら１年前の情報すら新しい発見によってひっくり返ることもあるものです。
以前の知識や情報に縛られてしまうともったいないものです。思い込みは悪とも言われます。ぜひお身体のことで悩んでいることがあれば色々ご相談ください。
