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トップ > コラム記事一覧 > 身体の話。 > 反対側の身体にも問題が起こっています。

反対側の身体にも問題が起こっています。

 以前に脚の左右どちらかの半月板を損傷したり、足を骨折したりしたことのある方は後年その損傷した箇所の動きが悪くなったり、痛みを訴えやすくなりやすいものです。ご本人的にはケガした箇所が気になるものでしょうが、身体全体でみていくと、反対側こそ問題になっていることが少なくありません。

 例えば以前にバスケットボールを部活動で行っていて、練習中に膝を捻って内側の半月板や内側側副靭帯を損傷した経験がある方などは当時しっかりと治療やリハビリを行い、生活には支障が無くなり普通に過ごしていたとしても、何十年と経つとやはり痛みが出てきたり動きが悪くなってくることがあります。

 膝の痛みや動きの改善を行うために整体院などで施術を行うとどうしてもご本人的には「以前にケガした膝が・・」とおっしゃるのですが、身体全体をみていくと以前ケガした脚よりもの反対側の足の方が問題になっていることが多いのです。

 ご本人としては気になっている方を中心に考えてしまうものですが、身体はどうしても痛めた身体をかばうようになっていますので右ひざを痛めた方としたら、反対側の左足に対して自然と負荷をかけてしまっていることに気づいていないのです。

 当時は痛めた右足に荷重をかけると痛くなるので、松葉杖などを使って負担をかけないようにしています。そして歩く際にも右足に負担をかけないように左足にやや重心をかけながら歩いてしまうものです。それはやはり右足をかばわなければ回復も進みませんので仕方ないものですが、治療やリハビリも終わるとさほど気にならなくなり、普通に歩いたり生活するようになります。

 しかし、以前痛めたという記憶がやはり残っているのか、ご本人が気づかないくらいでも少しずつ右足をかばって行動していることが多いものです。膝のケガや骨折などですと治るまで数か月はかかってしまうのでその期間に染みついた感覚がなかなか抜けきれず、また痛かった記憶が残っているのでご本人ではそのようなつもりでは無いのでしょうが、反対側に負担をかけてしまっています。

 また病院や接骨院などの医療機関ではケガした箇所だけを治療するので、身体全体や反対側の足をケアすることはしません。怪我した箇所が治れば終わりなのです。しかし身体は全体を考えてケアをしていかないと身体のバランスが崩れてしまい、ケガした箇所だけではなく膝をケガした方なら股関節や腰などにも影響を与え、ひどくなれば反対側の膝や脚を痛めてしまうものです。

 身体の問題は全体で考えて施術やケアをしていかないと後々色々な問題に繋がることがあります。ぜひ身体全体を考えバランスを整えてより良い身体を整えていきましょう。

身体のバランスの改善なら カイロプラクティックコースをご利用ください。

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