「変形だから・・・」「ヘルニアだから・・」と諦めないでください。首肩や腰などの痛みにおいてお客様の中には「変形性と言われた」とか「若い時にヘルニアやったことがある」とか骨や関節に原因があるとおっしゃる方もいらっしゃいますが、今のその痛みはもしかするとそれとは関係ない可能性もあります。先に結論を言うと「変形だから」「ヘルニアだから」首肩や腰が痛くなるというとそうではないことは結構多く、最近ではそれ以外の問題で痛みが起こっていることもわかってきています。
この問題は西洋的な画像診断だけで判断している場合に起こることが多いです。医療機関ではレントゲンやMRIなどの画像だけで診断をしなくてはいけないので、そういう風に正常なものから少し違った形で映っているものであればそれを見せながらお客様に「変形ですね」「ヘルニアですね」「だから痛いんですよ」と伝えることをしていました。そう言うことでお客様自身も納得をしてしまっていたのです。
しかし近年では変形があろうがヘルニアがあろうが痛みを感じないお客様も多いですし、変形が無くてもヘルニアが無くても痛みがあることはわかってきており、どちらかと言えば関係を示すのが難しくなってきているくらいなのです。
医療機関で画像検査をして「骨に問題がない」「変形性ですね」「ヘルニアですね」など言われてもなかなか身体の悩みや痛みが変わらない場合は骨や関節が原因ばかりと考えずに違う部分を疑ってみた方がいいです。それは「筋肉(筋膜)」です。
首肩や腰の周囲の筋肉(筋膜)が首肩や腰の関節の変形性の痛みに似た痛みのパターンやヘルニアによる症状に近い痛みを生み出していることは確認されています。ですから医療機関で変形だからヘルニアだからと言われてももしかすると気にしなくてもいいのかもしれません。
例えば首の関節に近くにある筋肉で「斜角筋」というのがあります。これは首の関節の頸椎の前方で頸椎の動きを補助するような小さい筋肉ですがこの筋肉が緊張短縮したり過緊張に状態を起こすと。肩甲骨間や腕や手指に痛みやしびれに似た様な症状を起こします。痛みを引き起こす現象はトリガーポイントと呼ばれ、まるで首の変形性やヘルニアのような痛みと似た様な症状を訴えます。
もちろんまずは医療機関でしっかり検査を受けることは大切になります。しかし、それでもなかなか改善しない場合は別のアプローチも考えてもらってもよいかもしれません。変形しているから昔ヘルニアやっているからと諦める必要はありません。
気になる方はぜひご相談ください。