首の痛み、肩こり、腰痛、膝の痛みなどなどお身体の痛みや悩みを抱えている方は少なくありません。
「私、肩こりがヒドくて・・いや、腰は大丈夫ですよ」
「左の腰が痛くて・・他は全然問題ありません。」
「右の膝が痛いから右側に問題があるのでしょうか」
などなどご自身が一番気になる身体の痛みや悩みがある箇所というのはとても気になってしまいますが、他の箇所はあまり気にかけることが少ないみたいです。
しかし身体というのはそこの箇所だけ問題が起こっていることは稀です。骨折や捻挫などは別ですが。肩こりで悩んでいる方のほとんどは腰痛も一緒に起こっています。ご本人的には「肩こり」というところにフォーカスしているので他はあまり気にされませんが、間違いなくほとんど同じような問題を身体は抱えています。それが肩こりばかりに目が行ってしまい見えにくくなってしまうのです。ですから肩こりの改善が進んでいくとその後に「腰が気になってきた」とか「腰の痛みが気になる」というお客様は実は多いのです。
また膝や股関節など下半身の痛みが気になる方もそうです。以前にも記載しましたが「骨折や捻挫をして整体院へ行く？」「反対側の身体にも問題が起こっています。」右膝や右の股関節ばかり気にしてしまうと「つい右ひざを見てほしい」と思いがちですが、人間というのは右膝に問題を感じていればそちら側に負担をかけないように生活をしてしまいます。そうなれば自然と右側に重心をかけるよりは逆の方向の左側に重心をかけてしまうものであり、左脚にも負担をかけてしまうものですが、ご自身的には「右膝が痛い」ということに意識がありますので、左脚は気にしません。痛いのを治したいという気持ちの方が強いですから。「あちらを立てれば」かもしれません。
またこれは日本の医療にも言えるものです。今まで「痛い所だけを治療する」ということをしてきました。腰が痛ければ腰だけという感じです。多いのが病院に行っても「科」が違うとレントゲンやMRIなどを撮りなおしたり、「一緒に見てくれれば・・」と思いますが、今は専門が決まっているので多少仕方ない部分もありますが、その箇所だけを治療するという状況です。しかしその箇所よりは全体を通して考えることはとても大切です。身体はみんな繋がっているものなのです。
「あそこだけ痛い」「ここだけ悪い」ということは少ないものです。同じように年齢を重ねて少しずつ問題になるのです。首や肩だけが痛い、右腰だけが悪いということは少なく問題はほぼ同時に起こってしまいます。
だからこそ、首や肩、腰やひざなど全て全身の問題として取り組み改善していくことをおススメします。肩こりも腰痛もほとんど同じように起こっていることが多いので、一つだけの問題としてとらえず、全体をしっかり見直すことで身体の改善を図っていくことをして、根本から解決していくことはとても大切です。
お身体のことで気になることがあれば当院までご相談ください。
