先日「鍛え動かし伸ばす」と記事を書きました。筋肉は一定的に刺激を与えていかないと緊張短縮を起こしてしまいますので「何もしていないのに痛い」「動かすと痛い」「原因がわからない」などの痛みの原因になることがあります。それを予防していくために「筋肉を動かし鍛え伸ばす」という三位一体を行わなければいけません。
よく「肩を動かしているのに肩こりがなかなか治らなくて・・」とおっしゃる方がいらっしゃいますが「動かす」だけではやはり足りません。
「動かす」だけではなく「鍛える」「伸ばす」もセットで行わなければなかなか問題は解決しにくいものです。ではそれらをいつ行えばいいのか?それぞれには適した時間帯がございます。
「朝は動かし、昼鍛え、夜は伸ばす」
朝には「動かす」ことをおススメします。これもよくある話ですが「起きた時にに身体をストレッチ(静的)しようと思って伸ばしたら動かなくなった、痛くなった」というものです。
それというのも朝はゆっくり伸ばした方がいいというイメージがある方が多いみたいですが、起きたての身体はハッキリ言って縮みこんでしまっている状態です。6~8時間前後身体を回復させるために睡眠をとりますが、ベッドの上で寝がえりを打ちながらもそれだけの時間はほぼ筋肉は動いていないのです。それを起きてからいきなり伸ばしてしまえば、身体が拒絶反応して固まってしまうのは当然のことです。
朝はとにかく小さい動きから始めていって筋肉をしっかり動かして馴染ませていきましょう。
そして昼は「鍛える」のがいいです。身体が目覚めるのは意外と時間がかかるということが分かってきました。昔受験の頃に脳が目覚めるのは起きてから3時間後ということを聞いたことがありますが、それよりも身体は遅く昼頃に一番動くようになっています。
そこで昼や午後は少し筋肉に負荷を与えて筋肉をつけるような筋肉のトレーニングを行ってほしい時間になります。
最後に夜は「伸ばす」方向でお願いします。一日使った筋肉は疲労して縮みこんでいます。そのまま何もしないで寝てしまうと、朝はもっと縮みこんでしまいますから大変になります。全身の筋肉をじんわりストレッチ(静的)をして筋肉を伸ばしておきましょう。
なぜ夜に動かしたり鍛えたりすることをおススメしないかというと、動かしたり鍛えたりすると筋肉にたくさんの刺激が加わり身体自体が興奮してしまうのでそれが睡眠の邪魔になってしまいます。夜はゆっくり睡眠のための準備をしてもらうためにも夜はゆっくり伸ばすくらいで充分です。
筋肉は伸び縮みするものですし、しっかり機能すると長く健康でいる手助けになります。ぜひ適した時間にしっかり行っていきましょう。
江東区亀戸にある藤かめいど整体院ではお身体の改善だけではなく予防や手入れに力を入れ長く健康でいられるように努めております。きになることがあればぜひご相談ください。