「昔は痛くならなかったのになぁ」「前はこんなこと無かったんだよ」「何で痛くなったかわからない」などなど、年齢を重ねてくると身体のあちこちが痛くなったり、首肩や腰や膝の痛みが気になる方は増えてきます。そんな時、病院や整形外科に行って診察してもらっても「特に問題ない」や「骨には問題ない」など言われ、電気当てたり薬飲んでもなかなか改善しなくてお悩みの方は非常に多いものです。
大事なのは「年齢を理解する」ことです。ただしこれはネガティブな意味ではありません、ポジティブな捉え方です。私も他人の事は言えませんが(笑)いつまでも若い「つもり」でいます。色々な人の話しを聞くと多くの方が自分の年齢より20才位若いつもりで話しをされます。(もう一度言います。他人の事は言えませんが(涙))
多くの方が話しをされると、だいたい20年前のことを昨日のことのように話しをされます。自身が40代なら20代、80代なら60代のつもりでいるのです。残念ながら時は無常です。いつまでも若くはいられないものですし、知らず知らずのうちに身体は衰えたり、ダメージが蓄積されているのです。
だからこそ「年齢を理解する」ことが大事なのです。先程ネガティブな意味ではなくポジティブな意味と言いましたが、まさにそうです。ご自身の年齢を受け入れなければ何も変わらないのです。40代では20代の回復力はありません。80代に60代の動きは求められません。だからこそ現状を認めたくはないでしょうが、一旦向き合うことは大事です。
そして「年齢を理解した」としても「年だから」という理由は必要ありません。それこそ昔は「年だから」と諦めたこともあったのでしょうが、現代では「年だから」というのは理由にならず、やらない言い訳でしかないのです。
昔は出来なかったことが今ではできるようになったのです。前は分からなかったことがわかるようになってきたのです。
昔の常識や考え方はどんどん変わってきています。医学も治療方法も身体の改善もトレーニングも昔とか前とかでは全然違うのです。身体の痛みや悩みは適切に手入れしていくことで改善できることは増えてきました。
年齢を理解するということは自分の現状としっかり向き合い、年だからと諦めるのではなく、新しく分かってきてることや変える意識を前向きにもっていくことであります。
人間の回復力は素晴らしいものです。それは年齢を超えて働くものです。ぜひ自然治癒力を発揮して長く良好な身体作りをしていきましょう。