日常生活における痛みの原因は大きく分けていくつかあります。それは疲れ、悪い姿勢、冷え、以前のケガ、運動不足、ストレス、バランスの欠如、加齢による衰えなどです。
「身体の疲れ」・・最近話題なのが「睡眠負債」という言葉です。日本人は先進国の中で最も睡眠時間が少ない国と言われています。長時間労働や通勤による問題。また夜更かしなどにより睡眠時間が少なくなり身体の疲れが溜まっています。
「悪い姿勢」・・座る時間の増加やリモートワーク、当整体院でも「座り仕事のための整体コース」を設けていますが、身体に正しい座り方を知っている方は少なく、悪い姿勢や猫背などで長時間過ごすことで身体に負担をかけています。
「冷え」・・クーラーや薄着による冷えは感じ、街中でも結構寒そうな格好で歩いている人はよく見かけます。防寒対策をしている私の格好に「寒がりなの?」と聞かれることもよくあります。冷えは人間有史以来の敵です。
「以前のケガ」・・むち打ちやぎっくり腰、膝や肩などを以前に痛めたことがあり、そのせいで身体負担がかかっています。またそのケガをかばってしまうことで他の箇所にも負担を生じてしまうことで痛くなります。
「運動不足」・・生活の中で動くことが少なくなったり歩くことが少なくなってしまうことで筋力の低下が起こります。筋力が低下することで、動かしたり支える力が少なくなれば痛みを感じやすくなります。
「ストレス」・・人間関係や生活での悩みなどストレスにより身体の自律神経が乱れてしまい、筋肉の緊張や血管の収縮が起こることで身体の回復がなかなか進まず身体の負担となってしまうことで痛みに繋がります。
「バランスの欠如」・・背骨や骨盤の歪みや変形や奇形などによる影響や、また人間の身体は2足歩行の影響か左右で非対称になりやすく、生活習慣などでもバランスを崩しやすくなってしまうことで片方に負担をかけやすくなります。
「加齢による衰え」・・年齢や過労の具合により疲労が蓄積しやすくなります。これらは自覚がしづらいもので、ついつい「まだ大丈夫」「これくらい平気」と思いがちで、知らず知らずに身体の負担を溜めてしまっています。
これらのことが普通の何でもない日常で身体に降りかかっています。「何もしていないのに痛くなった」と思う気持ちは理解できますが、普通に生活していても痛みの原因は存在します。原因ばかりを気にするよりも痛くならないように身体の手入れやケア、予防やメンテナンスをしてコントロールすることが大事です。