• トップページ
  • 当整体院について
  • 料金・コース
  • よくある質問
  • アクセス
トップ > コラム記事一覧 > 身体の話。 > 「ながら運動」は止めましょう。

「ながら運動」は止めましょう。

 日々身体のことが気になり運動や筋力トレーニング、体操やストレッチを始めようと考えている方がいます。そのような時取り組みやすいのが「気軽に、簡単に、いつでもどこでもできる『〇〇しながら』行いましょう」というテレビでの紹介やネットの記事である「ながら運動」です。

 ながら運動は「何々しながら」できることで「これなら私にもできるかも」と思わせるところです。しかし「〇〇しながら」というものは残念ながらほぼやってもあまり効果は少ないものがほとんどでおススメできません。

 なぜおススメできないのか?身体のために運動や筋力トレーニングや体操、ストレッチというものはちゃんと「意識」して行うことが必要だからです。

 例えばふくらはぎを鍛えるヒールリフトというトレーニングがあります。これは立った状態で踵を上げ下げすることでふくらはぎの筋肉を鍛えるものです。立っているときに行えるトレーニングですからよく台所に立っているときに「料理をしながら」「洗面所で歯磨きしながら簡単にできます」と紹介されたりしています。

 しかし簡単にできるといって「料理しながら」「歯磨きしながら」行っていても残念ながらトレーニングの効能は得られづらいものです。先ほども書きましたがトレーニングというもは自分の脳でその動かす筋肉を意識して(収縮する)イメージを持ちながら行わないと効果はでないのです。

 イメージすると鉄アレイを持っている手を機械が繰り返し持ち上げしたところでそれはただの動きでしかなく筋力がアップしないのと一緒です。ただ機械的に行っていても身体は反応しないのです。その動かす筋肉を意識することで初めて筋肉はアップするのです。

 そうなると「ながら運動」はまさに動かす筋肉を意識することは難しいものです。料理をしているときは持っている包丁や鍋の火加減など気を使うことはたくさんあります。合間に行うといっても集中して行うには短時間ですのであまり効果は望めません。

 当整体院でよく聞かれる質問として「デスクワークしながらできるすおすすめストレッチはありますか?」と聞かれます。そうなると答えは「座りながらでは効果が少ないので、立って行うストレッチしましょう」とお伝えしています。

 確かに「ながら運動」は簡単ですしお手軽ですしそれで済むならいいのでしょうが、せっかく行うなら効果が高いほうが良いです。簡単に済ませたい気持ちは理解できますが「ながら運動」を辞めてしっかりトレーニングしましょう。「やる時はやる」というシンプルな考えが健康には大切です。

ページトップへ戻る