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身体を根本から改善していく為に~痛みの現在・過去・未来を考える【2】~

 「過去」とはその痛みの経歴であり、原因でもあります。例えば交通事故にあったとか、何か捻って痛くなった場合には直接的な原因はわかっているのでいいのですが、「突然痛くなった」とか「何もしていないのに」とおっしゃる場合あり、原因がわかりづらいことが多いものです。

 しかし、カウンセリングを通して、お身体の話を伺うと、意外と痛みの原因がわかることがあります。ご自身では当たり前のように行っているつもりなのでしょうが、少しずつ負担をかけてしまっていてその負担がご自身の限界を知らず知らずに超えていて、身体が痛みを訴えることが多いです。

 ご自身にとっては些細なこと、また気にするほどではないことなのでしょうが「ちりも積もれば何とやら」であり、ある日その痛みになっていても仕方が無いことです。ですから、知らず知らず行っている悪い生活習慣が痛みの原因になることが多いものです。皆さんがよくご存じな「正座が膝に悪い」や「中腰が腰に良くない」などはわかりやすいのでいいのですが、では何故これらが膝や腰に悪いのかまでは知らない方が多いものです。

 何故悪いかを知る事でも身体の使い方が変わり、生活習慣の見直しに繋がります。現在の痛みは過去からの影響でしかありません。過去からの悪い悪循環を断つことで、今度は再発を防ぐことに繋がります。

 そして、「未来」とは予防であります。痛みが起こっていることを後悔しても始まりません。痛みが起こっている現在の段階でも予防を始めるべきです。「痛いのに予防?」と思われるかもしれませんが、「痛いからこそ予防」なのです。痛みを放っておいて痛みを悪化させてしまっては改善できるものも改善できません。痛みを最小限にとどめておくために予防をしていきます。人間の身体には自然治癒力という回復する力が存在するので、回復する力と痛みのバランスをシーソーで例えれば痛みの力が強ければなかなか回復が進まないものです。

 予防を始め痛みを抱えている場所のダメージをさらに増やさないようにすれば、回復する力を増やしていくことで自然と改善は進んでいきます。もちろんこれは痛みがある段階だけの話でもありません。予防は痛みが無くなった後でも、また普段の時でもさらに行うことで、今度は痛くなることを防いでくれます。

 「予防に優る治療なし」という言葉があります。本来ならばやはり痛くならないのが一番なのです。普段から予防をしてもらい、痛くならないようにしてもらうことで、良好な状態が続きます。痛みが無い時はなかなか予防をするのが難しいかもしれません。しかし、それでは同じことの繰り返しになってしまいます。痛みがある時こそ、一時的な対処に終始せず、しっかり痛みの現在・過去・未来を考えてみることで根本的なお身体を改善し、長く良好な状態を続けられるように取り組んでいきましょう。

身体を根本から改善していく為に~痛みの現在・過去・未来を考える【】~

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