多くの方が腰痛やぎっくり腰で悩まされています。「長年も腰痛に悩まされている」「繰り返しぎっくり腰をする」「どこに行ってもよくならない」などおっしゃる方が多いものです。それというのも多くの方が自分自身の腰痛の中身を理解せず痛みだけを相手にするような対処療法んみ終始してしまいます。
腰の痛みの種類は色々ありますので、よってその対処方法も様々ですが、簡単に腰の痛みタイプ別に分けるだけでも捉えやすくなります。ご自身の腰痛タイプを理解してしっかりと改善を目指しましょう。
簡単な腰痛のタイプ分けとしては「屈むと痛くなる」か「反ると痛くなる」か「そのどちらでもない」かであります。単純かもしれませんが、結構大事な判別法です。
一番多いのが「屈むと痛くなる」タイプの腰痛です。ぎっくり腰や椎間板ヘルニアなどの発症にもほとんんどがこの条件が当てはまります。多い職業としては「デスクワークや事務作業などの座り仕事」や「主婦などの家事作業」「肉体を使う労働」になります。「座っていると腰が痛い」「立ち上がる時に腰が痛い」「朝、顔を洗う時に腰が痛い」「掃除をしている時腰が痛い」などを訴えます。
これは屈む行為、又座っている姿勢が腰への負担をかけていき、腰を支える筋肉の疲労や椎間板などにもダメージを与え、段々と腰の痛みになっていきます。日常生活にとっては屈む行為や座っている姿勢は普通の行動ですから無意識に行っていても気づきづらいもので、それが繰り返されると、負担を蓄積していき、ある日突然痛みとなって現れます。お客様自身でも「何もしていないのに・・」「重いものを持ったわけではないのに・・」「朝起きたら痛くなっていた」などよくおっしゃります。
このタイプの腰痛は普段自分が行っている行動をしっかり認識してもらい、またそれが腰に負担をかけているということを理解できれば自然とご自身で予防も可能になりますので、しっかりと認識を改めてもらうとよいものです。これらがほとんど自分自身で知らず知らず作り上げてしまっているようなものですから、ご自身でしっかり改善行動を取ってもらうと非常に改善も早く、またこれからの予防にもなります。
そしてこのタイプの方は少し腰を反る動きを与えてあげることも大事です。屈んで痛くなるなら少し反ってあげるという少し安直な感じもしますが、大事な事です。よく座り仕事の方が長時間作業している時に、途中で背伸びをするようになったり、中腰で作業している時に腰を反らす動きを取り入れるのも、屈んでいることを避ける為に自然に避けたい行動の現れです。
腰痛の簡単なタイプ分け【2】へ続く。