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トップ > コラム記事一覧 > 腰の痛み > あなたの腰痛と他人の腰痛は違います。

あなたの腰痛と他人の腰痛は違います。

 長年の腰の痛みや繰り返すぎっくり腰でお悩みの方がたくさんいらっしゃいます。それに対して世の中には「腰痛に効く」や「腰痛に効果がある」と言われる薬や体操や商品や噂などはたくさん存在しています。「あれは良かった」「これは効いた」など人から聞いたり、噂で広がったりなど色々ありますが、腰痛は一つではありません。あなたの腰痛と他人の腰痛では違う時がありますので、安易に考えるのは注意して欲しい時があります。

 「この前テレビでやっていた腰痛体操をしていたら痛くなった」
「友人にもらったベルトをしていたが腰痛が良くならない」
「知人に勧められた湿布を張っているが、あまり効かない」
などなど、よくお客様から伺います。色々な物を試されたりすることは決して悪いことではありませんが、腰の痛みは非常に難しいものであり、様々な原因や問題が考えられます。痛みだけで判断することは危険な時があります。

 例えば腰痛の症状に「椎間板ヘルニア」と「分離すべり症」というものがあります。椎間板ヘルニアは椎間板自体が脊髄を刺激したり、椎間板内の髄核と呼ばれるものが飛び出し、神経を刺激したりして腰痛を引き起こします。分離すべり症とは、腰椎の後方にある椎間関節が不安定で腰椎の椎体が前方にすべっているようになることで、こちらも腰痛の原因になります。

 どちらも「腰痛」つまり腰の痛みを訴えますが、この二つの症状に対しては日常生活で「真逆」の注意をしてもらわなければなりません。椎間板ヘルニアは身体を屈ませると痛みが増え、反る方が少し楽になります。そして、分離すべり症は身体を反ることで痛みが増え、少し屈む方が楽になります。つまり同じような腰痛の症状でも注意すべきことが逆になることがあります。また、腰が痛い時に「温める」か「冷やす」かの問題でも適切に対応ができなければなかなか改善が進みません。

 しかし、もしそれを考えずに「以前こうしたら良かった」とか「これが効いたよ」とか「腰痛に効く」と言われる色々な薬や湿布または体操や器具、そして、友人や知人の噂などを信じて、腰痛を治そうと試みること、やはりそういう時に問題が起こりやすくなり、早期に対処すれば良かったものが、なかなか改善しなかったり、また悪くなってしまったりしてしまうものです。

 腰の痛みが気になる時、自分自身で勝手に判断したり、過去の成功体験に囚われたりしないで、まずは整形外科医でレントゲンやMRIなどの画像診断を受けて、それで満足が行かなければカイロプラクティックなどのしっかりした専門科に診てもらうことをオススメします。

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