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トップ > コラム記事一覧 > 腰の痛み > 腰が痛い時にしてはいけないこと。

腰が痛い時にしてはいけないこと。

 突然の腰の痛みや急に腰が動かなくなってしまったり、ぎっくり腰になってしまうことが多くなるこの季節ですが、腰の痛みに対しては速やかに適切に対応していくことで、悪化することを防いだり、早期改善につながることがあります。

 しかし、知らず知らずに腰の痛みを長引かせてしまうことをとってしまうことがあります。

 一つ目のポイントが「安静にしない」ことです。どうしても痛みを感じると人は安静にすることをします。安静にすることで回復を期待できるものかもしれませんが、あまり安静にすることはお勧めできません。

 可能な限り、速やかに普通の生活や行動をしてほしいものです。それは寝てしまうことで今度は腰の機能を低下させてしまうことがあるからです。人間の身体は動かしていかないと、どんどん衰えてしまうことがあります。

 現在身体の回復には速やかなリハビリが必要となっています。病院で入院しているときもベッドで安静にするよりは負担がかからない範囲でどんどん歩いたり、身体を動かしてくことを求められます。

 それは安静よりは衰えてしまうことで本当の意味での回復が遅くなってしまうことがわかってきているからです。それはぎっくり腰も考え方は一緒なのです。

 腰を動かさなくても痛いという時にはついつい人は憶病になるものです。「まだ痛いんじゃないか?」「動かしたら悪くなるんじゃないか?」と思いますが、可能な限り安静にする時間を少なくして、普通の生活に無理のない範囲で少しずつ安静から離れていくことです。

 そして、無理のない範囲で動かしていくことです。腰を動かすと痛い時には必ず痛い動きというのがあります。

 例えば「屈む動きで腰が痛い」となれば「腰を反る動き」をしてみましょう。「反る動きで痛い」となれば逆に「屈む動きが痛くない動き」になります。また腰を右に動かすと痛いならば左に動かす、左が痛いなら右になります。痛くない方向で腰を動かすことで腰の機能の低下を防ぎ、その後の回復に結びつけます。

 また屈む動きが痛い時には「どのくらい屈むと痛いのか?」というところもチェックしてほしいものです。少し屈むと痛いのか、半分曲げると痛いのか、垂直まで曲げると痛いのかでもかなり対応が違ってきます。

 痛くない範囲で動かすということも大事です。痛いか痛くないかの範囲までギリギリを狙うというわけではなく、小さい範囲で構いません、強引に無理して動かすのではなく、痛みを感じない範囲で腰に刺激を与えて、悪くならないようにしていきましょう。

 痛いことをしないのは大前提ですが、それと「安静にすること」と「動かさないこと」は少し違います。痛くなることは仕方ない時があります。そこでしっかりと現状から悪化させないようにして、早期に回復が進むように取り組んでいきましょう。

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