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トップ > コラム記事一覧 > 季節と身体の関係。 > 寒くなってきて身体のためにすること。

寒くなってきて身体のためにすること。

 毎年、寒くなってくるとよくお客様に伝えることがあります。それは・・

「体温を逃がさないしましょう」

 これにつきます。人間の身体は「寒さ」や「冷え」に弱いので、身体の体温を少しでも下げないように工夫をしてほしいのです。体温が下がるだけで今のご時世的なら免疫力も落ちやすくなります。また首や肩こり、腰や膝の痛みに対しても冷えるだけで痛みは感じやすくなります。ぜひ体温を逃がさないように工夫しましょう。

 そのために大事なのは「空間」「衣服」「筋肉」そして「食事」です。これらを少しでも工夫していくだけで身体は守られます。

 まずは「空間」です。これは言わば「自分が存在しているその場所が暖かい」かどうかということです。ご自宅や職場などでしっかりと暖房を上手く使ってその空間自体が暖かい状態を保つことになります。理想をいえば、その空間が22度前後であり、湿度60%前後に保たれていると心身ともに楽な空間です。普通にみると少しハードルが高いかもしれませんが、それでも光熱費が気になり寒さを我慢していると、問題が起こりやすくなります。ぜひ暖房をしっかり使いその空間を温めましょう。

 そして「衣服」です。現在は一昔前と違って機能性の高い衣服がたくさんあります。インナーからトップス、アウターまで昔とは全然違います。まだ着れるからといっていつまでも前の服を着続けるよりは、思い切って断捨離をして、良い素材の保温性のある服を着てもらった方が身体のためになります。また首元や手首、足首などからの風の侵入を防ぐだけでも体温を逃がさなくなりますので、しっかり行ってほしいです。おしゃれは我慢という言葉もありますが、そこは健康のために変えてほしいものです。

 「筋肉」も大事です。筋肉量が多いと身体の熱も生み出しやすくなります。マッチョの人がタンクトップ1枚や薄着で過ごしてそうなイメージがあると思いますが、筋肉があるだけで代謝が高まり血流を生み出して、その血液が全身に熱を伝えていきます。寒いからと言って縮みこんでばかりいると筋肉が熱を生み出し伝えていかないので、より冷えやすくなります。可能なら筋トレしても良いくらいです。

 「食事」は言わずもがな、温かい食事やとろみのあるもの、そしてショウガや栄養素の高い食材をバランスよくとることが大切です。食事をとるだけでもしっかり身体は代謝しますからしっかりと取ってください。

 「体温を逃がさない」ことは寒い時期には必須です。身体を温めて悪いことは何一つありませんのでしっかりと行いましょう。

 余談ですが、ちなみに「酒」飲んで「風呂」入って早く「布団」に入ればいいというのは昔の考えなので止めましょう。

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