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トップ > コラム記事一覧 > 季節と身体の関係。 > 気圧の変化と自律神経。

気圧の変化と自律神経。

 季節の変わり目や雨が降ったり、台風が近づくと身体の不調を訴えることがあります。多いのが「傷口がうずく」や「手術後や骨折した箇所が響く」また身体のだるさや頭痛などが多いです。それは気圧の変化と自律神経の関係があります。

 自律神経とはその名の通り「自律している神経」であります。自律神経は2種類あり「交感神経」と「副交感神経」の2種類です。交感神経と副交感神経はシーソーの関係であり、どちらかが優位になればどちらかは抑制されます。これらが交互に体内にあるすべての細胞を誰に命令されることなく自律しながら支配し体内の活動をコントロールしています。

 例えば「血圧」です。血圧は心臓から全身に送る血液が血管内にかかる圧力ですが、交感神経が優位になると血圧は上昇し、副交感神経が優位になると血圧は下降します。身体にストレスや負担がかかるとそれに対抗するために身体を緊張興奮させ交感神経が優位になり血圧を上昇させます。ですから緊張興奮が強くなると「血圧が上がる」といわれるものです。

 また年齢を重ねると血圧を下げる副交感神経の働きも鈍くなるので血圧が上昇しやすく、降圧剤などを処方されたりして血圧をさげるようにしていきます。血圧が上がれば血管内にかかる圧力も上がるので血管を破り出血しやすくなったり、体調を崩してしまいます。自律神経はこの血圧などのコントロールを普段から自然と行ってくれるのです。

 しかしこの自律神経は様々な影響を受けやすいものです。ストレスであったり疲労であったり、そして気圧の変化も充分に受けているのです。だからこそ季節の変わり目であったり、台風が近づくと自律神経も乱れてしまい、色々な体調の変化を訴えてしまうのです。

 気圧の変化は季節の変化とも言えます。春には交感神経から副交感神経に切り替わり始め、夏は副交感神経優位状態になります。暑い夏にはどちらかといえば暑さに対して、無理せずゆったりと身体を休ませたいものです。緊張興奮して交感神経優位な状態ではとてももちません。副交感神経優位な状態であります。

 秋にはこの逆で副交感神経優位から交感神経優位になり冬には交感神経優位状態であります。寒い冬ではリラックスし過ぎていては凍え死んでしまいますから、少しでも身体の熱を生み出すように緊張興奮させ交感神経優位状態になります。

 雨が降ったり台風が近づくと気圧が下がりどちらかといえば副交感神経優位状態になります。日常の交感神経優位状態から副交感神経優位状態に切り替わろうとするので体調も変化を受けやすくなるのです。

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