日本全国でゴルフをされている方がたくさんいらっしゃいます。ゴルフは老若男女楽しめるスポーツですから、生涯スポーツとしても長くできるスポーツでもあります。
身体を健康で過ごすためには運動は大事なもので、その中でもとりわけゴルフは年齢を重ねた方でも新しくはじめることができるものです。
今の季節ならば、紅葉の季節もあって、ゴルフをプレーされるのはとても気持ちいいものです。しかし、これからのプレーには一際注意が必要になります。それはその日の一番ホールのファーストショットになります。
ゴルフをプレーされる方は朝早いものです。ゴルフをプレーできる場所も都心よりは郊外よりもさらに遠い所にあります。そのような場合、朝早くまだ夜も明けていないころに家を出ます。
1、2時間位運転して、現地に着き、仲間が集まり、それから手続き、準備、プレーのスタートとなっていきます。このような状況で、ましてやその日の調子を判断し、また一番緊張するファーストショットはケガや事故の原因に結びつきます。
やはり、一言でいえば「準備不足」のままのプレーになることが多いのです。よくゴルフに行く方にお話を聞くと「いや、ストレッチや素振りをしてから行っているよ」とおっしゃる方がいますが、充分とは言えません。
冬の早朝はかなり寒いものです。外で数十球素振りをしたとしても、その程度では身体が温まるものではありません。
身体が温まらない状態でプレーに至れば、肩のケガやぎっくり腰、果ては脳の血管がきれてしまうこともあるかもしれません。確かに、コースを歩いたり、スイングするなどプレーが進めば身体も温まるかもしれませんが、その日の一番初めの「ファーストショット」には危険が付きまといます。
以前プロゴルファーの方に話を聞いたところ、プレーを開始される前には1時間以上前にコースに入り、充分に身体を動かしてからプレーに移行すると聞きました。
確かに、ただでさえ早朝から行っているのに、さらに早く行くのは大変かもしれません。それならば、軽くでもいいので、ストレッチや素振りだけではなく、ジョグ(またはウォーキング)を10分位行ってほしいものです。
いきなり走り始めるのも問題ですから、少しずつ速足程度でも構いません。10分以上、心臓の鼓動を高められることができれば、全身の血流や呼吸をすることで酸素も取り込みやすくなります。
準備不足はゴルフに限らず、やはりケガに繋がります。スポーツの場合、瞬間的にエネルギーを出すことは動かしている筋肉や関節に少なからずダメージが残ります。
その場合、身体を動かし、体内の温度を上げておくことで、瞬間的な動きによる身体の損傷を防ぐことができますし、また素早い回復にもなっていきます。
ゴルフは楽しいスポーツです。長く行ってほしいとも考えています。だからこそ、しっかり準備をしてファーストショットを行い、ケガなくプレーができると嬉しく思います。気になることがあれば江東区亀戸にある当整体院までご相談ください。