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トップ > コラム記事一覧 > 季節と身体の関係。 > 梅雨の季節は身体がダルくなりやすいものです。

梅雨の季節は身体がダルくなりやすいものです。

 6月に入り梅雨の時期になっています。雨が降ると出かけるにも億劫になったり、何かとやる気が出なくなったりしやすいものですから、中には「ダルい・・・」「疲れやすい・・」などを訴える方も見られます。

 これらのダルさや疲れやすさの要因の一つはややおもすると、その人のやる気の問題ということも言われてしまいますが、それだけとは言えず、身体が自然とその気候に対応するようになっているから起こってしまうのです。それが気圧の変化に身体の自律神経の変化です。

 雨が何日も続いて出かけるのもちょっと面倒になったり、晴れたと思ったらいきなり雲行きが怪しくなりワ~ッと雨が降るような不安定な天気だったりと、空のご機嫌をうかがうような時が1か月近く続きます。

 しかし、梅雨の時期に雨が降らなければ作物の生育に影響が出たり、夏場の水不足にもなってしまいますから、「ちょっと雨が嫌だなぁ」と思いますが降ってくれなければまた困りものですから何とも難しいものです。

 梅雨の時期になると、大気の気圧が下がり、周囲から雲が集まり雨が降りやすくなります。春から夏にかけてこのことが断続的に日本で続くことで梅雨の季節になるのですが、実は雨が降るからダルく感じるよりはむしろ気圧が下がることで身体がその気圧に影響を受けて、自律神経が変化していくのです。

 その最たるのがいわば「台風」になります。台風は気圧のもっとも低い集まりですから、台風が近づくと体調が悪くなったり、身体の変化を感じ取ることが多いのです。

 身体全体を管理する自律神経はかなり気圧の影響を受けています。単純にいえば気圧が高い時には交感神経優位となり、気圧が下がる時には身体が副交感神経優位状態に傾きます。春から夏につれ気圧は下がり気味になります。

 雨が続く梅雨の季節はという事は気圧が下がっている状態が続くので、副交感神経が優位となります。

 よく言われる身体に問題が起こる時には「交感神経優位状態」な時が多く、この状態の時に身体全体は緊張興奮モードになるので、力が入りやすく筋肉や身体の節々に負担がかかり肩こりや腰痛などになりやすくもあるのですが、副交感神経はその交感神経優位の緊張興奮状態を抑制して、身体をリラックスや弛緩した状態にもっていくために使われます。

 本来なら交感神経優位によって負担がかかった身体を癒すことになるのですが、このリラックスモードの副交感神経優位状態が逆に身体の邪魔をしてしまうのです。

 気圧が下がり、副交感神経優位状態が続けば身体全体がリラックスモードも続きますので、いわば寝続けてしまうような感覚に陥ります。身体がリラックスし過ぎてしまえば、力も上手く入らず「ダルい」や「疲れた」などを普段よりは感じやすくなるので、この時期は体調を崩してしまうのです。

 だからといって、この状態を気圧のせいにして、怠けてしまっては違う意味で問題です。大事なのは季節によって身体の変化があることを理解して、起こりうることにしっかり備えていくことです。

 身体が副交感神経優位状態に陥る時にはしっかり、自律神経を整えることをおススメします。毎朝同じ時間に起きるようにして、規則正しい生活を心がけたり、いつもよりも少し身体を動かすことを心がけたり、身体の手入れをするために積極的にケアしていくことをしてみてください。

 身体の仕組みを理解して、快適な生活を送ることができるように心がけていきましょう。気になることがあれば江東区亀戸にある藤かめいどまでご相談ください。

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