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トップ > コラム記事一覧 > 肩こり > 首をバキバキと鳴らすのは止めましょう。

首をバキバキと鳴らすのは止めましょう。

 首コリや肩こりなどの首や肩の違和感を感じた時に和らげるためや、またついクセのように首を横に振って勢いをつけたり、さらには首を持って横に捻ろうとして、首をバキバキと音を鳴らす方がいらっしゃいます。

 電車での通勤中や街中など、またCMなどでも首をバキバキしているシーンなどを見かけます。ごく日常的に行われていることが多いかもしれません。(かくいう私もこの職業に就く前には普通に行っていましたが・・・)

 しかし、この首をバキバキする動き(「クラッキング」と言います)ですが、正直に言うと、あまりおススメできる動きではありません。

 よくされる方では「スッキリする」「動きがよくなる」「違和感がなくなる」など言われます。確かにそのことは否定できませんが、可能な限り首をバキバキと鳴らすのは行わないでほしいものです。

 まずはこのクラッキングはどういう状態かいうと、関節内の滑液が気体に変化する際に生じる音が「バキバキ」の正体です。関節内には関節の動きをよくするために、滑液と呼ばれる液体が関節内に存在します。

 少し粘性の液体で軟骨の栄養源であったり、また動きをよくする潤滑油としての役目があります。この滑液に対して、「一定以上」の圧力がかかると(関節が引っ張られたり、または過度に曲げられることです)滑液が液体として維持できずに一部が気体に変わろうとします。

 その時にいわゆる「バキバキ」という破裂するかのような音を生じるのです。身近なイメージとしては「炭酸のシュワシュワ」を思ってもらうとわかりやすいでしょうか。

 通常ではなかなかこのクラッキングは起こりません。しかし、「一定以上」の圧力をかけることで初めて生じてくるので、クラッキングをされる方は「無理に」首をを曲げようとするか勢いをつけて行うことが多いのです。

 そういうことが習慣になってしまう方は時に「あれ?いつものように鳴らないな~」と思って、無理に曲げていくことや、いきおいをつけて「エイッ!」と行ってしまうことで、首の関節やその周囲の組織に負荷をかけてしまうので、いつもの通りに行っていてもある時には首肩を痛めてしまうのです。

 「首を曲げてから動かなくなりました」「バキッといてから、腕がしびれてきました」など毎年のように痛くなる人が多くいらっしゃいます。

 いつも行っている方はどうしても危険性について認識が低くなります。関節の構造上にとっても負荷のかかる動きなので、可能な限り首をバキバキと鳴らすの止めていただくことをおススメします。

 気になることがあれば江東区亀戸にある当整体院で詳しくご説明しますのでご来院お待ちしております。

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