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トップ > コラム記事一覧 > 肩こり > 意外と真上を向けない人は多い。

意外と真上を向けない人は多い。

 江東区亀戸にある藤かめいど整体院では施術を開始する前に必ず頸椎(首)と腰椎(腰)の可動域を確認します。「腰からお辞儀する動きと反る動きををできる範囲内で行うことと、首を前と後ろに動かしてもらうこと」です。初めての方も何十年と施術させてもらう方も毎回施術を始める前に行います。

 何をチェックできるかというと、首と腰の可動域をみることで本人が自覚していない首や腰の問題をみているのです。毎回行うとちょっとしたことでも変化がわかるので、問題に気づきやすいものです。「あれ?いつもより動かない」「ここまでいくとちょっと痛いなぁ」などなど、動かさなければ気づかない事でもチェックできるのでとても大切な検査の一つです。

 その中でも意外に多いのが「首の動きが悪くて、首を後ろに倒せない人」です。本人的には倒しているつもりなのでしょうが、この検査を横から見ていると全然後ろに倒すことができず真上を向けていないのです。

「え?上向いているでしょ?」
「全然後ろに倒れていないですよ。天井を上目遣いでしか見えないでしょ。」

 首を後ろに倒す動作は頸椎の伸展といいますが、だいたい30度以上倒れていないと正常とは言い難いのです(小中学生なら90度位倒せます)しかしそれをまたご本人も自覚できていないことが多く、またそれが問題だということも認識できていないのです。

 首の可動域がなくなるととても危険です。それなりに肩こりを感じてる部分もあるでしょうが、それでも「首の可動域があって肩こりを感じている人」と「首の可動域がなくて肩こりを感じている人」では圧倒的に後者の方が危険です。

 肩こりは基本的には首肩の筋肉の疲労による緊張短縮状態ですからその筋肉を緩めたりするだけで肩こりは解消できます。これが首の可動域がある人はまだ筋肉だけの問題なので丁寧に手技で緩めれば結構楽な感じは得られます。

 しかし首の可動域が無い方は首の筋肉を緩めても可動域が無い分だけ時間がかかります。筋肉の緊張短縮が強くなったことで関節の動きが制限されてしまっているからです。ですから首の筋肉の緊張短縮を弛緩させることと、さらに首の関節の可動域を回復させていかないと肩こりの解消には繋がらないのです。

 前者ならマッサージでも問題ないのですが、後者ならば関節の可動域を着けることが得意なカイロプラクティックの手技をしていかないと変わりづらいものです。

 なかなか肩こりが治らないと感じる方はぜひ首の可動域をチェックしましょう。意外に真上を向けない人は多く、首の関節の可動域が少ない人はいらっしゃいます。気になることがあればご相談ください。

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