「その机に自分を合わせるのではなく、自分に合った机を使うようにしましょう」座り仕事をされていて、肩こりや腰痛などに悩んでいる方が非常にたくさんいらっしゃいます。
「座る」という行為自体だけでも充分に首や腰に負担をかけているものですが、そのことを充分に理解しないまま仕事を重ね、痛くなるのを待っているだけと見受けられる方もいらっしゃいます。
だからこそ「座り方」というものを考える必要があります。座り方といいますと多くの方が「姿勢」と思うでしょうが、姿勢だけ良ければ問題は起こらないかというとそうは思いません。
姿勢も大事ですがそれは座り方の一つの側面だけであります。姿勢の他にも座る環境であったり、机や椅子の選び方であったり、座るということで起こる身体への負担など多岐に渡って考えることはあります。
いきなり首や腰を痛くするためには「交通事故」にでも合うくらいの衝撃が必要になります。人間の体はそれなりの耐久力もありますので、ちょっとやそっとでは痛くなることはありません。
しかし、座り方が悪ければただでさえ負担がかかっている首や腰に対して、それに輪をかけて負担を増やしてしまうので、そうなると加速度的に首や腰へのダメージを増やしてしまうことになります。
一つ例えますと考えて欲しいのが、「机の高さ」になります。まぁこれは先に申し上げておくと、ほとんどの方が仕事上で机の高さを自分自身で決めることが難しいということになります。
会社に割り当てられた机で「ここ使ってよ」と言われたところでデスクワークを行わなければならないので、なかなか机の高さを変えるのは厳しい状況にあるのは充分理解しております。
しかし、考えるべきことですが本来ならば机の高さというものは個人個人に合わせるものですが、多くの方が「その机に自分を合わせている」のが現状です。
150cmの小さい女性も180cmの大きな男性も会社内では同じ机を仕事上で使わされています。もちろん会社側が一人一人従業員に合わせて机を購入してくれるならありがたいのですが、それは経費的にも大変なのでまず無理だと思います。
そんな中でも机の高さでも工夫の余地は残されています。1日8時間、時にそれ以上の時間そこにいなければならないのに、それが自分に合っていないのはかなりの苦痛です。
いや今働いている方は12時間以上働くことも少なくありません。もうそうなれば人生の半分を会社の机の前で過ごしているといっても良いかもしれません。
ならば、会社は難しくてもでもご自宅ではと思いますが、それも机に合わせている方が多いものです。
ご自宅の机でしたら、ご自身の身体にあった物を選べるはずですが、部屋の内装に合わせておしゃれなものを選んだり、部屋のサイズに合わせて購入したりすることで、結局自分の身体に合ってないものを選んでしまい、負担をかけている方が多いです。
座り仕事で首や腰の痛みを感じる方は首や腰への負担を増やしてしまう環境に知らず知らず身を置いていることがあります。ぜひそれを知って改善していきましょう。気になることがあれば江東区亀戸にある当整体院までご相談ください。