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トップ > コラム記事一覧 > 正しい座り方 > 座っていると身体は固まってくる

座っていると身体は固まってくる

 座り続ける時間が長くなると身体の筋肉は緊張短縮を起こして固まっていくようになります。固まるだけでは身体の異変は感じづらいのですが、そこから痛みを作り出す筋肉が出来てしまいますので気を付けましょう。

 座り仕事で肩こりや腰の痛みにお悩みの方は少なくありません。「何で座っていると肩こりが強くなるのか?」「座り仕事だけど腰の痛みがなかなかよくならない」などなどお悩みの声をよく聞きます。

 多くの方は、なぜ座っているだけで痛くなるのか、何もしていないのに痛くなるのか理由がわかりません。何か明確な外力(重いものを持ったとか、二に香にぶつかったとか)があればわかりやすいものですが、難しいものです。

 しかし筋肉の生理や身体の機能解剖を理解するとこれらは容易に理解しやすくなります。ですから「何もしていない身体は痛くなる」ものですし、座っていると身体が固まる感じに気づきやすくなります。

 筋肉は基本的に伸び縮みしたりすることで力を発揮したり血液を押し出して栄養を届けたり疲労を回復させたりさせて身体の隅々の細胞の活動を手助けしています。この筋肉が座ることで動かなくなります。動かない筋肉は縮みこもうとしてそのまま固まることで伸び縮みがなくなり機能が低下します。

 そうなると栄養が行き渡りづらくなり疲労も回復しづらくなります。また縮みこんだ筋肉は力を発揮しづらくなり関節に負荷がかかりやすく関節に痛みを感じるようになります。

 身体の機能としては座っていると背骨のS字カーブは失われやすくなります。とくに頸椎と腰椎の前彎は消失しがちになり、背骨の間にある椎間板を圧し潰してしまいます。椎間板が圧し潰されることで椎間板内の髄核が少し後方に出てくるのでヘルニアを作る要因になったり、その分周囲の筋肉には余計な力がかかるので筋肉は縮みこみ疲労してしまいます。

 そして縮みこんだ筋肉は縮みこんだ状態になるとそこから痛みを飛ばすトリガーポイントを作り出します。そうなると痛みを訴える場所と痛みを生み出す原因が違う時が出てきます。そうすれば病院などの医療機関では原因がわからないのでとりあえず電気を当てるか湿布を出すか痛み止めを出すかしてお大事にと言いまた痛くなったら来てくださいと言うしかないのです。

 普通に座り仕事をしているだけで充分身の色々なところに痛みを作ることは容易に起こります。ただその仕組みはジワジワと身体に負担をかけていくので気づきづらかったり、無視されがちになってしまいます。

 座り仕事を長くしている方は筋肉が痛みを生み出しやすくなってしまいます。気になる方はぜひご相談ください。

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