「座り心地」という言葉があります。先日、お客様と会話している時にこの言葉を聞きました。今まで何気なくスルーしてしまっていたのですが、よくよく考えるとこの言葉に「違和感」を覚えました。
座り心地の良いイス、座り心地の良いクッション、座り心地の良いソファなどなど、家具やホームセンター、またはネットショップなどでこの「座り心地の良い」というイスやソファやクッションがたくさん販売されていて、お客様もこの座り心地の良いものを求めていることが多いです。
「座り心地の良い」ってなんでしょうか。「座り心地」とは何を指してるのでしょうか。単純に考えてみると、木のベンチやコンクリートのイスなどの硬い座面や背もたれでは座り心地は良くありません。>
あれは座ってると辛くなります。そうなると座り心地というのは座面のクッション性や柔らかさを指してるような気がします。
どんな木やコンクリートのような座面が硬いイスであればそれは座り心地は悪く、座るのには適していません。そうなると、座り心地の良いイスに座ることは良いことでしょうか。ここに一番の違和感を感じたのです。
確かに座り心地の悪いイスに座るのはオススメできません。それは座っているのに大変だからです。では座り心地の良いイスであれば良いのかというとそれも少し違います。>
座り心地が座面や背もたれの柔らかさやクッション性を指してるとすると、フカフカで柔らかいお尻や骨盤を包み込むようなイスやソファが腰に良いかとそうではありません。
座り心地の良いイスというのは基本的におススメしません。それというのも座り心地の良いイスはクッションによってお尻が沈むので腰にとって負担のかかるイスが多いからです。一見、座り心地の良いイスはゆったり座ることができて身体に良さそうですが、腰にとってはよくないのです。
座り心地の良いイスは腰に良いものでもなく、身体に良いものでもなく、接地している「お尻」にとって優しいだけなのです。これがよく誤解されるポイントなのですが、お尻に良いことと腰によいことがまた違うのです。
だからといって座り心地の良いイスには座らないでくださいとはいいません。そこは先程も書きましたように座ることにすら適していません。ただ座り心地の良いイスが腰に良いことではなく、むしろ腰に負担をかけてしまうことがあるのです。
「座り心地の良い」イスやソファや通販で見かける「生卵がつぶれないクッション」など世の中に販売されていますが、使用していると腰に負担がかかるのでお勧めできません。>
座ることで腰の痛みを感じることがある方はぜひ江東区亀戸にある当整体院までご相談ください。身体に正しい座り方をお伝えしております。