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トップ > コラム記事一覧 > 正しい座り方 > 人間は座ることが得意ではありません。

人間は座ることが得意ではありません。

 人間の身体は座ることに適していません。特に首と腰には座ることでに負担がかかりやすくなります。

「座っていると楽でしょ?」と言われますが、それは脚の筋肉が身体を支えなくなくなることで脚の負担が減っているだけであり、普通に座ることは人間の身体は得意ではなく、特に首と腰には負担をかけてしまいます。

 それは人間の進化の歴史が関係していると言われます。昔は「四足」として陸上で行動をしていた人間はそこから進化して「二足」に変わってきたのです。それは四足の動物を無理矢理二足にしてしまったのでかなり変な構造になっていると言わざるを得ません。

 そもそも二足の最大の特徴は「手」を自由に使えるようになったことです。四足から二足歩行になることで「手の自由」を獲得しました。しかしその分、脚の筋肉に全部の体重がかかるようになったので、脚の筋肉が上体に比べると大きくなっていったのです。

 その脚の筋肉も二足で立ち続ければ疲れるので休まないといけません。その時に「座る」という行為が起こるのです。座ることで脚の筋肉負担を減らし疲労を和らげてあげるのです。そして問題になるのが背骨の形状の変化なのです。

 背骨は横から見ると「3つのカーブ」と言われる「頸椎(首)の前彎」「胸椎(胸)の後彎」「腰椎(腰)の後彎」が存在します。そして特に大事なのは「首と腰の前彎」です。本来、四足動物にはこの前彎がありません。

四足のように背骨が横にある時は3つもカーブを作る必要がいらないからです。ただ、背骨が全体的に背骨が一つの後彎する形でありました。

 これが二足で立って歩く(手を自由に使えるようにするため)ために首と腰の前彎が必要になったのです。この前彎があることで上体を支えやすくなり、歩きやすくなったと言われます。よく言われるのが赤ん坊がハイハイから立つ時にこの前彎が形成すると言われています。

 人間たる「二足歩行」を支える背骨の3つのカーブ(特に頸椎と腰椎の前彎)は普通に「座る」ことでは失われてしまいます。つまり「座る」という行動自体が人間たるゆえんの機能を失わせているのです。

 「座っていると肩こりがする」「座っていると腰が痛くなる」とお悩みの方が多くいらっしゃいますが、それは人間の身体の仕組みとしては仕方のないことでもあるのです。

 だからこそ普通に座るのではなく、適していなければ「工夫」をすることで負担を減らせばいいのです。そこで当江東区亀戸にある藤かめいど整体院では座り方の教室座り仕事の方の為のコースを設けております。興味のある方はご相談ください。

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