眠るためにいかに準備をするかといいますと色々な方法がありますが、一つ行って欲しいのが眠るための時間をとって欲しいということです。起きている状態から眠る状態に身体を変化させるためには一定の時間が必要になります。赤ん坊や子供みたいに「さっきまであれだけ走っていたのに、もう寝てる・・」なんていうのはやはり子供だからできる芸当であり、大人にはできません。ちゃんと活動する時間と就寝する時間を分けてその間を移行する時間、つまり睡眠への「間」をとって欲しいのです。
※他の眠るためのチェックポイントはこちらを参考に。
ご存知なことも多いでしょうが、それこそ眠る直前に、テレビを見ていたり、本や雑誌を読んでいたり、現在ならばスマートフォンをいじっていたりと、ついつい何かをしてしまい「さて寝ようか」と思ってベッドに入っても、身体が切り替わらないので眠りに入りづらくなります。しかもこれは長年の習慣になればなるほど、問題を蓄積していくので、ますます悪循環になります。
しっかり睡眠をとるためには、ベッドに入ったら、何もしないで、そのままでいましょう。さっきまでテレビを見ていた身体はいわゆる興奮状態にありますので、それはなかなか切り替わりづらいものになります。
睡眠でお悩みの方は少なくありません。「なかなか眠れない」「寝付きが悪い」「寝てもすぐ目が覚めてしまう」「深い眠りにならない」「眠った気がしない」「寝ても寝足りない」などなど、睡眠にまつわる悩みはさくさんあります。
睡眠の問題は色々考えられますが、お悩みをお持ちの方に見られるのは単純なことですが「睡眠に対してしっかり準備をしていない」ところが見受けられます。確かに、１日のリズムとして仕事して、ご飯食べて、お風呂入って、そのままベッドに入って眠ることができればいいかもしれませんが、なかなか簡単に切り替わるものではありませんので、そのような時はしっかり準備をすることが大事になります。
何気なくできていたことができなくなるのは睡眠以外でも起こります。何となく出来てしまっている時にはそんなに準備をすることはありませんが、しかし何事も準備をすることは大切です。例えば料理を作るときも仕事をするときも準備段階がしっかり出来ていれば、おいしい料理や良い仕事ができるのは言うまでもありません。
「寝るために準備するの？」と中にはおっしゃるお客様もいらっしゃいますが、案外睡眠でお悩みの方のお話を伺っていると、睡眠の邪魔をしていることが多く、知らず知らず身体には負担をかけてしまっていることが多いものです。眠るための準備に大事なのは身体をしっかりとリラックスさせましょう。身体が充分にリラックス出来ていない状態、緊張興奮している状態ではいかにベッドに寝ようが、羊を数えようが（笑）眠ることは難しいものです。
ご多忙な方が多いこの現在でベッドの中で何もしないでじっとしてい時間が作るのは大変かもしれません。しかし、睡眠は身体を健康で保つためにはとても大事なことです。少しずつでもいいですから、睡眠のために準備をしてもらうといいと思います。
