新型コロナ対策のため会社という密閉・密接・密集の3密を回避するために「会社に通勤しないで自宅から仕事をする」というリモートワークが多くの会社で実践されました。働き方改革の気運もあり多くの会社が取り組み、特に4月、5月の2か月間リモートワークを行っているところが多く、いきなりの対応に変えることも大変でしたが新しい働き方が出てきて、良くも悪くも色々な影響が起こりました。そしてリモートワークに思ったのは・・
「リモートワークは身体によくないかもしれない」ということです。
ここでいう良くないというのはやはり首肩や腰に負担をかけていることが多いということです。当院には1か月に1回から2回と身体の手入れにいらっしゃるお客様が少なくありません。そのお客様のほとんどが来院当初の理由として首や肩の痛みや腰の悩みなどを改善するためにいらっしゃり、その後メンテナンスの重要性を理解して、定期的に来院されカイロプラクティックの施術を受け2度と痛くならないように身体の手入れをされている方がほとんどです。
こういう手入れをされているお客様の身体は悪くなることが少なく、ある程度良い状態をキープしながら毎回施術を行うことが出来ています。しかし、この2か月間定期的にメンテナンスをされるお客様の中でリモートワークをされている方のほとんどがいつもの状態とは違い、首肩や腰が悪くなってしまっているのです。さらに、そのことにお客様が気づきもせず「いつもと同じ」感じでいるのです。悪くなっていることに気づかなくなっているのです。
考えられることとしてはやはりリモートワークによる身体を動かす時間が少なくずっと座り続けていることがあります。会社に行けば否応なく身体を動かしています。自宅から最寄り駅まで、または駅から会社の徒歩そしてその往復をします。お昼にランチを買いに行ったりすることや会社内を歩くことなどちょっとしたことでも歩いたり動いたりしています。距離的に言えば大したことない距離でも少しでも動いているのです。
しかしリモートワークでは下手をすれば一歩も出なくてもよい時すらあります。1日2日ならまだしもそれが2か月近くも起こればやはり問題になります。身体を動かすことが圧倒的に少なくなり、運動不足で公園を歩くことやジムで動かすこともできないのですから。これは大変なことです。
身体は何もしなければ痛くなります。動かさなければどんどん悪くなります。リモートワークで会社へ行かず楽に仕事が出来たり、満員電車に乗らなかったりでストレスが減り人々の心にとって楽になっているのでしょうが、身体にとっては逆に負担になってしまっているような気がします。
もしかするとリモートワークは首肩や腰などの身体に悪いのかもしれません。働き方改革でこれからリモートワークは増えることと思います。しかし、そのせいで首肩や腰が辛くなってしまってはもったいないです。リモートワーク後で首肩や腰が気になる方はぜひ色々ご相談ください。